さかざきが綴る「アンティークな日々」
DiaryINDEXpastwill


2005年10月09日(日) 古い友達

 今日は骨董祭会場に嬉しい人が…。骨董祭が終わりがけの時間を見計らって、私の旧友がわざわざ訪ねてきてくれました。二十歳過ぎから染織の勉強のために京都に住みついた彼女。ここ数年は、自分の染織工房をかまえ、琵琶湖の畔に住んでいます。

 以前、私がひとりで仕事をしていた頃、京都や神戸の仕事の折には、搬入搬出はもとより店頭にも一緒に立って、力を貸してくれた彼女。このところはお互いの忙しさにかまけて、なかなか会う機会がありませんでしたが、今日は私達に会うために、わざわざ出掛けてきてくれました。

 彼女との出会いは、高校に入学した15歳、はや付き合い始めてウン十年の仲になります。当時、美術科という少し毛色の変わった高校に入学したことが、彼女との付き合いの始まり。私の住む愛知県では一校しかない美術科の高校で、画家やデザイナー、漫画家や果ては映画監督など、それぞれの志を持った個性的なクラスメイトと過ごした忘れられない高校三年間でした。

 そんな高校を卒業後、私は日本画、彼女は染織、と進路は違いましたが、今になっても尊敬し、理解できる大切な友達のひとりです。現在、染織作家として活動を続けている彼女、お互いにすっかり大人になってしまった昨今、一年二年と会わない時期があっても、会えばすぐに高校時分に戻ってしまいます。今日も久し振りに会うことが出来、彼女からパワーを貰ったような気がして、とても嬉しい再会でした。たまにはこんなことがあるのも良いですね。

*エンジェルコレクションのホームページはこちらから*


Angel Collection |MAILHomePage