さかざきが綴る「アンティークな日々」
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東京滞在もはや一週間を超えました。プランタン銀座のフェアも6日目、アンティークショップが40軒近く出店しているプランタン銀座のフェアでは、ヴィンテージのお洋服を扱うショップも出店しており、流石に私がここでアンティークを買うことはないですが、お洋服は手頃なお値段で買えることもあって、たまにお買い物をしています。そして昨日も、思わず会場内で衝動買いをしてしまいました。
お気に入りのヴィンテージのバーバリーのコートも以前ここで手に入れたもののひとつ。「ロンドンで探せば?」と言われつつ、自分たちの買付けだけで精一杯、けっしてそんなものを探す時間のない私達なので、ありがたく日本で同業のディーラーから譲って貰いました。もちろん新品に比べれば、「すごくきれい!」とは言えませんが、普段からガンガン着るには、これで十分。ずっと昔から着ていたように、体に馴染んで愛用しています。
そして昨日みつけてしまったのは…あのCのマークのスーツ。ブランドものにはさっぱり興味が無く、ブランドショップは、お店の外から眺めたことしかない私ですが、ヴィンテージのものは別。昨日は、まず河村が、今回一緒に出店しているショップの店先にディスプレイしてあったこのスーツを発見し、「あの黒のスーツ、すごく安いよ!見ておいで。」と教えてくれたのがことの発端。 よく知っているそのショップのオーナーに、「ねぇ、これ着てみていい?」と試着すると…私にサイズがぴったり!そのまま自分のブースの河村の元へ。河村に「ねぇ、いいでしょ?これ買っていい?」とすごみ(笑)、入手してしまいました。
オーソドックスに着るのは私のイメージではありませんが、中に合わせるものによっては、とてもお洒落に着られそうです。また、現代のこのブランドのスーツと違って、ボタンはCのマークは付いていないオリジナル。ジャケットの裏側の裾に付けられた収まりを良くするためのチェーンに、このスーツの歴史を感じました。20年代のファッションが好きな私。どんなふうに着ようかな?
これで私も大人のマダムに!どこからか「もう十分歳は大人だって!」という声が。
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