さかざきが綴る「アンティークな日々」
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2005年08月31日(水) |
「買付け日記」番外編 |
いよいよあさってから始まります神戸骨董祭のため、今日は荷物を車に詰め込んで、準備万端!明日は、搬入のため早朝から神戸へ向かいます。 「買付け日記」をお読みいただいたご感想なども、色々メールでいただいております。皆様、お読みくださってありがとうございます!
さて、今回の買付けの旅では、実はあの後、フランスでの最終日に、またしても事件があったのですよ!今日は、「番外編」としてそのお話をしたいと思います。
旅の最終日、パリへ戻ってきた私達は、夜遅くの便で帰国するため、終日パリで荷物の発送や、自分たちの細々した買い物などをしておりました。ちょうどその時は、普段使っている化粧品などを買いに、オペラ座の裏にあるデパートで買い物をした後、そのまま繁華街の人混みの中を歩いていました。すると…隣を歩いている河村が「あっ!」と叫んで、いきなりフランス人の女の子の手首をしっかりつかんでいるではありませんか!驚いて、「え?何?」と叫ぶ私に一言「スリ!」 相手は、フランス人のハイティーンの女の子の二人連れ。河村の言葉を聞いて、とっさにもうひとりの女の子の手首をつかみます。なぜって、二人組のスリの場合、ひとりがすって、もうひとりにパスすることもあるから。パスされた方を取り逃がすと、もう二度とすられたものは戻りません。
ですが、「大丈夫!何もすられてない!」と河村。バッグのファスナーに手を掛けられた瞬間、ゴソゴソするのに気付いて、取り押さえたらしいのです。ちょうどスリに遭う少し前、「ここはアブナイから気を付けないと。」と言っていたばかり。私自身は、一度もスリに遭遇したことがないのに、河村は今回で三度目。普段は、温厚な(?)私ですが、すられそうになった河村よりも、沸々と怒りが沸き上がってきて、ついに爆発!周りの人々の「何だ?何だ?」という視線もお構いなしに、憤怒の形相で
「いい加減にしなさいよ!!(怒)」「こんなことしていいと思っているの!(日本人を)バカにするんじゃないわよ!」
と大声でタンカを切ってしまいました。こんな時は、たじろがず日本語が一番。その方がストレートに伝わります。
スリの二人は、私のあまりの剣幕にびっくりした様子で、すごすご逃げていきました。あぁ、それにしても、思い出しても、腹が立つ!お陰様で何も被害に遭うこともなく、この一件で、すっかり夢の(?)ヴァカンス気分から現実へと引き戻されたのでした。どうぞパリへ遊びに行かれることがありましたら、皆様もお気を付けくださいね。
お客様の皆様、普段は私、怖くありませんから!どうぞ怖がらずにお越しくださいね。
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