さかざきが綴る「アンティークな日々」
DiaryINDEXpastwill


2005年07月05日(火) 「貞奴邸」




今日は、以前からお約束のあった名古屋のお客様とのランチの日。閑静な住宅街に出来た素敵なカフェで、一緒にお食事とデザートをいただきました。ここ何年か、満足に名古屋で生活していないせいで、名古屋という街への帰属意識が薄い私達ですが、最近のこと、昔のこと(古くは「あそこに進駐軍がいたんだよ。」という話まで)、様々な名古屋のお話を聞いているうちに、名古屋へ戻ってきたことを実感できる楽しいひとときでした。
お話に夢中になっているうちに、1時からのランチだったのに、気付くとはや夕方5時近く...。「え〜!?こんな時間!」と大慌てで、そのすぐ側に最近復元された「旧川上貞奴邸・文化のみち二葉館」へ。




「旧川上貞奴邸」は、以前は会社の所有で、一般には公開されていなかったのですが、最近名古屋市が新たに移築復元し、この愛知万博に合わせて一般公開されるようになりました。
以前から、中に入ってみたかった私は、ワクワクしながら足を踏み入れます。大正9年に建てられ、住居であった和室部分と、いわゆる接待の場所だった洋館部分からなりたった建物は、完全に昔のままとはいえないまでも、当時の雰囲気を十分に伝えています。大広間に下りてくる周り階段は、今にも貞奴が衣擦れの音とともに降りてきそうですし、当時のままの華やかなステンドグラスは、この館が政財界人や文化人の集まるサロンだったことを彷彿とさせます。





身近な名古屋にもこんな場所があったんだなぁ、と再認識した一日でした。この「旧川上貞奴邸・文化のみち二葉館」は、ホームページの「名古屋のおすすめ」にも加えておきましたので、お近くの方は一度お出掛けを!


Angel Collection |MAILHomePage