さかざきが綴る「アンティークな日々」
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2005年04月20日(水) 冒険商人

「そう、私達は“冒険商人”。遥か地球の裏側、地の果てまでアンティークを探しに行き、日本国中を巡っては、アンティークを売り歩く...。」

と、日頃冗談で言っていたのですが、今日はまたしても“冒険商人”らしい事件が...。広島での骨董祭出店のため正午に自宅を出た私達、広島は今回で3回目。車で行くには遠いことを重々承知していたので、なるべく早く家を出たのでした。

広島まで車で走るのには、1回の給油では足りません。まず、自宅近くの名古屋のスタンドで給油し、タイヤの空気圧も一緒に見てもらいます。高速で長距離を走る前には、必ず空気圧もチェックしてもらうことを習慣にしています。そして、名古屋高速、名神高速、中国道、山陽道、と高速道路を次々と乗り継ぎ、山陽道に入った頃でしょうか、愛車“デリちゃん”(※4月4日の日記を参照のこと)が異常に振動していることに気付き、サービスで給油をするとともにチェックをしてもらいます。どうも「足回りがおかしい。」ということで意見の合った私と河村、再度タイヤの空気圧をチェックしてもらいますが、特に問題ナシ。仕方なく、またもや山陽道を走り始めたのでした。でも、振動はますますひどくなるばかりです。これはエンジンのトラブルか?と、どんどん悪い方へ想像が膨らみます。

そして、広島まであと50キロに迫った頃、山陽道はトンネルが多いことでも有名ですが、この時も5つ続くトンネルの4つ目に差し掛かった時のことでした。トンネル内を走行中、車の後部から「バーン!!」と大きな音が!「爆発!?」とびっくりした私達は、トンネルとトンネルの合間の小さな路肩に車を止め、恐る恐る見てみると...右後部のタイヤは既に破裂し、裂け裂けの状態でした。

私自身、高速でパンクするのはこれで3度目。2年に一度の割合でパンクしていることになります。パンク慣れ(?)している私は、すぐさま近くの非常電話でパンクした場所を告げ、JAFの依頼を頼みます。そこから1時間、JAFの到着を待ち、「車に乗ったままJAFのトラックで運ばれる」という貴重な体験を経て、JAFの爽やかなお兄さんにタイヤ交換をしてもらいました。毎度のことなのですが、JAFの方の感じのよさ、手際の良さには感動してしまいます。原因は、まだタイヤの溝も十分でしたので、どうやら「何か」を踏んでしまったようなのですが、実際には分からずじまいでした。

そんな訳で、スペアタイヤに履き替えた“デリちゃん”で再び高速を走り、午後9時無事に広島へ到着しました。やれやれ。こんなことが起こっても、今の生活が止められない私達。その理由は、「アンティークと旅が好き」だからかもしれません。

明日は骨董祭搬入、明後日から骨董祭です。どうぞ広島の皆さん、是非是非いらしてくださいね!!


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