サンダーバードでお馴染みのITC制作番組の世界に入り込んでしまった。舞台は1960年代。とある国の研究機関で開発されたマグマ潜航挺のクルーの一員である私は今日も試験航行に携わっている。マグマ潜航挺は世界中のマグマ噴出孔から地上へと顔を出し、クルー達は街へ向かい食料や燃料を調達する。街から戻ると潜航挺の周りには人だかりが出来ている。何やらクラシックコンサートの様なものが開かれているらしい。私は人混みを掻き分けなから潜航挺の下までたどり着いた。他の3人のクルーと共に仰向けになってハッチへと繋がる滑り台を上がる。しかし私だけ搭乗を拒否されてしまう。お尻のポケットの財布から名刺がはみ出していたからだった。私だけ小型ポッドに乗せられて見知らぬ国の商店に射出された。商店の店主は私を物置小屋に隠した。小屋の中には見たことのない魅力的なプラモデルが積まれていた。小学生の集団が下校してくる。小屋の中の私を指差して笑う。とても恥ずかしい。小屋の柱が傾いて崩壊しそうになるのを必死で支える。
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