明日美容院に行ってこようと思っている。 このボサボサで白髪が根元から出ている髪でいるのは もう限界で耐え難い。 せめて少しでも身奇麗にしていないと 今の自分がいよいよ耐え難くなる。
考え出すとキリがないけど 考えないといけないことはあり それなのにどうにもこうにも思うように 動かない頭と身体に何もかもが嫌になり。
もうどうでもいいと言いつつ思いつつ 心の底の底で諦めきれない想いとか。
要するにやっぱりどうしても 有終の美 とか 潔く とか そういうのは無理なんだろうなと。
どこまでいってもみっともなくしがみつき諦め悪く
辛抱強いというには足りず さっぱりというほど捨てきれず
そういう中途半端な自分をずっと持て余している。
今月はいよいよ間近に長男のセンター試験を控えて 気が気ではない。 親として力があればもっとやってやれたこともあろうにと 不甲斐ない自身に臍をかむ思い。
わたしの人生は少なくともわたしが選択してきたものであるけれども 子供らにとって父親のいないことは決して望んだことではないだろう。
長男は父親の病死後の一件の記憶があるだけに 落ち着いたしっかりものの優しい子に育ったが 根底に人間不信を抱えているのがわかって辛い。 次男と三男は反対に幼くて覚えていない分 救いでもあるが ウチにもお父さんがいたらなぁと何気ない一言を聞くたび やるせなさに胸が痛む。
一人ではないということは救いだけれど 抱えるものが大切であればあるほどに その重みは脆弱な精神には時に耐えがたく蹲る。 手放せば飛べるかもしれないが その身の軽さにもまた、わたしは耐えられまい。
キレイゴトを通すなら 通し続ければいいのに 本能のままに全てを振り捨てて生きる勇気がないならば せめて。
それすらできずにこうして生きながらえている。
飾りきれず壊しきれず
わたしを今此処に存在させているのは何なのか 考えれば考えるほどにわからなくなってしまうから
今日も薬を飲んで目を瞑る。
とりあえず明日を生きることを目標に。
時計の音を聞きながら・・・ ゆうなぎ
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