夏だからいいようなものの・・・ と ため息。
また末っ子のカンシャクダマ破裂。 大暴れの挙句 着ていたTシャツもズボンも脱いで パンツ一丁で狭い廊下に大の字。
きっかけなんてのは要するに兄弟ケンカの延長。 聞けば笑っちゃうような小さなこと。 でも口が達者な上二人に比べて 思うように言葉で言えないところのある末っ子は そこで導火線に火がつく。 そしてこの導火線が短いときてる。
こうなると暫く放っておくしかなくなる。 泣き寝入りするか少し落ち着くまで。
さすがに夏とはいえ板張り廊下でパンツ一丁は 風邪でもひいたら・・とわたしは気が気じゃなくなる。 でも 下手に近づくとまた刺激して逆効果だし。 落ち着かないまま 気づかれないように様子を伺って よし寝たな って時にそーっと近づく。
完全に寝てるのを確認。 まつ毛に涙の粒・・・ほんとにおバカだよ・・。
しかし重い。 年齢の割には骨太で大きい方だから 特に寝てる時に一人で運ぶには既に お母ちゃんの力をもってしても無理。 一番上の子にヘルプ。 半分抱えてもらって布団へ。
とりあえず布団におろし 手こずりつつパジャマ用Tシャツ&ズボンを着せる。
ふぅ・・・
明日が見えるようだよ。 そーっとやってきてモジモジ。 それから 小さな声で ゴメン。
それさ・・ あんたのお父ちゃんとおんなじ。 アノヒトもそうだったっけ ねぇ・・・
不器用なんだねぇ・・
不器用だったんだねぇ・・・
そんな顔されたら 「仕方ないねぇ・・・」って 「今度からしないって約束だよ」って 言うしかできないじゃない あたしは。
むにゃむにゃ言ってる寝顔にキス。 クシャクシャの髪を撫でる。 寝てる時は天使なのにねぇ。
三人三様。
わたしも含めて四人 それぞれ一人一人のニンゲン。
だから同じ屋根の下 ぶつかったり絡まったり ムズカシイ。
もー知らない!!って何度叫んでも ゴメン って言われると やっぱり 腕を広げる。抱きしめる。 安心したような顔見て 心からイトシイと思う。
わたしの大切な
家族。
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ゆうなぎ
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