ただもうココロのままに
道に座り込んで 寝転んでジタバタして もう全部イヤだ。歩けない。進めないって 声枯らして泣き叫んで悪態ついて駄々こねて
それをするには もうわたしは年をとりすぎたけど。
子供の頃でも多分 できなかっただろう。 見られてない時は黙ってそっと相手を上目遣いにみてて でも 気づかれたら 顔色見てちゃんとイイコの仮面。 何ともヒネてる屈折率高いコ。 いつから そんなココロの守り方覚えたんだったか。
前髪をギリギリまで長くして目に入りそうなくらい。 前髪短くするの絶対に何故か嫌だった。
ヘンテコなプライド?とか思い込みだの 今だったら 即座にひったくってまとめてぐしゃぐしゃに丸めて クズカゴに捨てたいような恥ずかしさの塊 後生大事に抱え込んで。 それが世界の全てで。
まったく恥かしくて直視できない 笑いすら出てくる 愛すべき大ばか者だった自分。
今も現在進行形ではあるけど 自覚あるだけ 恥ずかしさ半減した? いや でも ヒネた子供はヒネた大人になって 繕った仮面の下 余計 ぐちゃぐちゃグルグルと。
道に座り込んで 寝転んでジタバタして もう全部イヤだ。歩けない。進めないって 声枯らして泣き叫んで悪態ついて駄々こねて
できたらって憧れてる だってよほど潔い。
自己陶酔だの自己憐憫だのってそんなにダメなことなの? だってさ 自分くらい自分を愛して許してやらなきゃ やり切れないじゃない。
ヒネるだけヒネたコドモオトナのわたしは考える。 開き直ることも浸ることもできない中途半端な自分。
あ また頭グルグルしてきた。 変な理屈捏ね回しすぎて考えすぎて頭痛くなってりゃ世話ない。
笑ってやってくれ。
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優しそうな 穏やかそうな 仮面。
優しいんじゃない 穏やかなんじゃない 仮面の下は。
遠くからみている自分。 妙に冷静に ここまできてもまだ 逃げ道 頭の何処かで計算して 姑息。
傷つくのが怖い。怖い。怖い。 自分が。
どんどん覚えた。 傷つかずにやり過ごす術。
そのはずが そのはずなのに 仮面の下で 溜まっていく涙 重くなって重くなって 俯いて。
そうして。
道に座り込んで 寝転んでジタバタして もう全部イヤだ。歩けない。進めないって 声枯らして泣き叫んで悪態ついて駄々こねて
できない。 初めから できなかったけど
もう 完全に できない。
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いろんなひとがいて いろんな苦しみがあって いろんな哀しみがあって いろんな想いがあって
それぞれが それぞれの中で
それでも 生きようとしてる
それをその人生を生きているわけじゃない誰にも 違ってるなんていう権利は ない。
それだけは わかる。
そう 思う。
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