++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年04月01日(金) ちいさな陽だまり

その日は朝方は寒かったけど予報通り暖かな小春日和で。

駅のいつもの階段下の待ち合わせ場所でKの笑顔見たとたんに
体中のガチガチに強張っていたものがゆっくりゆっくり
解(ほど)けていくような気がした。

並んで歩き出しても二ヶ月ぶりの違和感も何もなく
いたって当たり前みたいに話したり笑ったりしてる。

いつも何処か無意識に心の奥の方が常に緊張したり
身構えたりしてるのが普通になってしまってるのに
心がゆったりと穏やかでとてものびのびしてて。

ありのままのわたし に やっと戻れた気がした。

お目当ての桜には早く、お花見にはならなかったけど
小春日和の公園にサンドイッチと飲み物持って
木漏れ日の下 春風の気持ちいいベンチ。
食べながら他愛無いお喋りしながら過ごす時間。

小鳥のさえずりと家族連れや恋人同士の笑い声とかはしゃぎ声が
聴こえてる・・。

「ああ・・すごく気持ちいいね〜」って
Kが伸びをしながら言って
「うんうん! ほんとこういうのってすごく好きだなぁ〜」って
わたしも言って
二人で顔見合わせて笑う。

他愛無い ほんのちいさな 
ちっぽけすぎるくらいの陽だまりかもしれないけど

またこの ちいさな陽だまり に逢うために。
生きていこうって思った。

信じて

生きていたいって思えた。





ありがとう。 


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ゆうなぎ [MAIL]

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