ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2007年12月28日(金)  ©  名前は晃、職業はホステス。お誕生日前日、の本日。


まぁ、本当の誕生日は30日なんだけれど
お店的には、お誕生日前日の本日、プレッシャーはピーク。

でも、お昼に嬉しいお電話がありました
もう去年のお誕生日以来、会って居ないお客さんで
でも月に1度位、メールか電話で近況報告してた人が
『もうすぐお誕生日じゃね?』とお電話をくれました。
『そうだよ、明日だよ。』と言うと
『30日は日曜だもんな、明日届くように花は注文してあるからから。』と言ってくれた。
有り難い
お誕生日を覚えててくれた事自体が奇跡なのに、更に全く会って居ないのにお花を贈ってくれる事なんて。

そして、『明日は行けないから。』と今日御飯に連れてってくれたHさんは
同伴先からお店に帰る途中、お花屋さんに寄って、お店で一番立派な胡蝶蘭をくれた。

ママのお客さんの中には
『1日早いけど、明日は来れないから。』とケーキを持って来てくれた人
『今年は無理だから、正月休みが終わったらスーツと靴をプレゼントするから、買い物に行こう。』とメールをくれた人も居た。

大からはメールが入ってて
『晃、明日はお店でのお誕生日だね。大変だと思うけど頑張ってね。俺も頑張るから!』
と、何だか素敵な色のドンペリを出してくれそうな内容だった。
ワタシのお誕生日に何故、大が頑張るのか?
それは
ドンペリ〔白なら3万5千円、その他の色だと4万〜8万位〕+セット料金
更に、別にプレゼントが数万円相当。

彼はクリスマスでワタシに数万円使った上に、お誕生日で
10万円を超える金額を使う羽目となる。あぁ、ごめん。



ワタシは、嫌だ嫌だと毎日思いながら仕事をしているけれど
こんなにも、良いお客さんが居て
ママや、ママのお客さん、そして自分のお客さんに助けられている。

こんな年末に生まれると、普通は家族、彼氏以外から祝って貰う事なんて無く
まして、プレゼントを貰う事は、有り得ない。
此の世界は、普通の日常とは、やっぱりかけ離れていると実感するのはこんな時、だ。

優しいお客さんのお陰で、ホステスとしてワタシは生きて行けている。
感謝しなくてはいけない。そう心の底から思う。
でも、思うけれど此の仕事が嫌いなのも事実、あぁぁ。
今年のお誕生日を、ホステス最後の日としたかったワタシだけれど
其れは叶わなかったなぁ・・・。

あぁ・・・明日、お花は幾つ位届くのだろう。
お客さんはどの位、来てくれるのだろう。
ドレスは白でいいのだろうか。
プレゼントを現金支給してくれる人は居ないだろうか〔居ねぇよ〕
シャンパンを何本空けられるだろうか。
お店の売り上げにどれ位貢献出来るだろうか。

プレッシャーは募る、募る、重い。
考えるだけで、走って逃げたくなる。
お誕生日なんてなければいいのに、とすら思う。




・・・・・・お腹痛い。



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