ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2005年12月19日(月)  ©  平気な顔で。


あー、此の土地に、会社に居るのもあと1ヶ月と少しなんだなぁと思っても
ほんの少しも悲しくならない、寧ろ大声で嬉しさをアピールしたい晃です。

ヒナがポツリと言いました
『携帯を見た日から、係長と晃が話してるのを見ると
 吐いたりしてたけど今は、大分落ち着いたなぁ。』と。

ワタシは、ワタシは、ヒナがそんな事になってるなんて気付かなかった
毎日、毎日一緒に寝て、過ごしてて気付かなかった。
極力、不自然にならない程度で
ワタシは、ヒナの前で秋クンと話す事を避けているし、気も使っている。
だけど、そんなんじゃダメなんだろうなぁ・・・・。

『係長に話し掛けられると、鳥肌立ってたけど今は何とか普通に話せるし。』

ヒナが、あの日から初めて語る心境だった。
ヒナに『係長と何かあった?』と聞かれた時
『好きだと言われたけど?』と、付き合っていた事は言わなかったワタシ。
ヒナが何かに気付いた事を悟ったワタシは
彼が何処まで知っているのか探りながら、質問に答えた。

其の時の事を振り返り、ヒナはワタシに聞いた。

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ごめん、ヒナ
ワタシは、然程動揺して居なかった
探りながら、平気な顔をして事実を隠したんだよ。

だって、少し。そう少しホッとしたから
もぅ、貴方に隠し事をしなくて良いんだと安堵した、から。

でもね、ワタシは
貴方が思って居るよりも計算高くて、汚い。



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