ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2005年10月21日(金)  ©  貴方の声、でした。


前日からの続きになるけれど
低めの秋クンの声を確認。

やっぱ生きてんのかいっ〔コラ〕

ホントは突っ込みたかったのですが、出来ませんでした。

『如何したぁ?穏やかじゃないね。』
『あー・・・ごめんな。』
『何かあったの?』
『いや、何も無い。』
『何も無くて、あのメールは無いでしょう?』
『ごめん、本当に何も無いんだ。只、今日休みで
 昨日から色んな事を考えたり、思い出したりしてたら辛くなってさ。』


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彼は、そうだ、と頷いた。

・・・・・・ねぇ?

其れは流石に反則、なんじゃないの?

でも自分のした事、してる事を考えて、言葉を飲み込んだ。
そして数分、当たり障りの無い会話をした。

秋クンは、やっぱりお前と話してると楽しい、と言った。
ワタシは・・・如何だったのだろう
楽しいとか嬉しいとか、そう言う感情は、やっぱり湧き上がっては来ない。

只、秋クンが何とも無くて良かったと、安心した。




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