ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2005年10月14日(金)  ©  心の広さ、君の大きさ。


ヒナは優しい。

ベッドに座っていると
飲み物が運ばれて来る、ゴミは運ばれて行く
何かを食べる時は、食べ易く開けて渡される
タバコに火を付ければ、灰皿が運ばれてくる
何もしていない時は髪を撫でて居てくれる。

ワタシは、只其処に居るだけ。動けよ。
い、いや、動きたいのですが、動く隙が無いんだよ。ホントだよ。

『気を使わないで?自分で出来るから。』
何かに付け、そう言うワタシに
『気を使こてる訳ちゃうねん。』
そう答えるヒナ。

其れが君の自然で、其れが君の当たり前、なのだろうか
・・・凄い事だと思う。いや、マジで。

でもそんな彼だから、ワタシも優しくなれるのかもしれない
思いやりは、相手から貰って、相手に持てるモノでもあり
相手に持つから、相手にも貰えるモノなのだろう。

マウと買い物に出掛けるワタシに
『何買うの?』と微笑むヒナ。

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『晃に何かしてあげられるって事が、俺も嬉しいねん。』

そう、言った。

普段は節約家、お金持ちでも無いし、無駄使いは嫌いな関西人〔偏見〕
過去を遡っても、女の子に何か買ってあげる事って殆ど無かったと聞く。

そんな彼が、まめにワタシに似合うモノ、喜びそうなモノを探してくれる
困り顔のワタシに、其れが楽しみやねん、と笑う。

服を衝動買いしたら、無駄使いしたなぁ・・・って思う
でも、ヒナは『欲しい物は買うたらいい。無駄なモノがダメなだけやねん。
晃は服、欲しかってんやろ?だったらえぇやん?無駄ちゃぅよ。』

そう言ってワタシの頭を撫でる。

『女の子は服とか、化粧品とかお金かかるから大変やな。』


理解の有る人は素敵、だ。




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