ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2005年02月25日(金)  ©  色気が無くて悪かったナ。


相変わらず、男3人以上集まれば
話題はワタシの貧素な体の事に実にスムーズに移動する
我が社のミーティングルーム。
一体、どんな会社だ。

胸が小さいとか
胸が無いとか
胸が平らだとか。

見た事も無いくせに言いたい放題。

お前の体には絶対欲情しない。等と
女として侮辱されまくりなワタシ。

でもね、言いたいのっ
声を大にして言いたいのっ。


君達の横で、一緒にワタシを侮辱してる、君達の上司である其の人。
欲情してるから、中学生並みの欲情率だから!

誰も知らないだけに
ワタシも彼も微妙な会話をし続ける。
色気が無いだとか、散々な事を言われるが
心の中で
『其の色気の全く無い体に欲情してるお前は何なんだ。』 と。
あくまで心の中で毒づく。

又、彼も彼で
『俺めっちゃ欲情するんだけどなぁ・・・・。』と。
あくまで心の中で思っているらしい。

そんな凄く微妙な会話が行われている
我が社のミーティングルーム。


人の出入りの有無を確認して
休憩を取っていたワタシを抱き寄せてキスをした彼。


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明日は数時間、彼を独り占めに出来る幸せな日。

そして
みんなに此処まで言わせる程
貧素な体のワタシに、欲情してくれるあの人は


やっぱりとっても奇特な存在なのかもナ。



てゆうか、お前らは何様なんだ!と。えぇ。
全員並べて、ネチネチ言ってやりたいです。とても。
・・・死んでも言えないけど。








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