秘 密 主 義 者
秘 密 主 義 者
2007年10月12日(金)
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彼が気に入って居る、もの。
痕跡は、増えて、行く。
抗っても、懇願しても、それらは彼を刺激する其れでしか、無いのかもしれない。
ワタシはふと気付く
彼は
セックスの時のワタシの態度を気に入って居る、のかもしれない。
初めて、セックスをして数日経った頃、だっただろうか。
彼は言った。
『エッチの時のお前は従順で素直だと。可愛いと。』
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彼の性質を読み、其れを言ったのは、ワタシ、だ。
そしてきっと彼は、其れを、いたく気に入った、のだろう。
其れは、彼の『返事は?』と言う言葉に表れて、居る。
ワタシの読み、は、成功だった、のか
そんな事をしなければ良かった、のか。
ワタシの身体に彼の痕跡が残る度、ワタシの心には傷跡が、残る。
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