ワタリガラス
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バテてマス、凛デス、こんにちは★
昨日の夜………そうデス、今年も出たんデス、例のアレ
夜、暗くなってカーテンを閉め、部屋の電気をつけました
凛が窓際でテレビを見ていた時でした
窓の外でガサガサ何か動く様な音がしたんデス
いつもの如く、鳥か何かかなぁ?って気にしなかったんデスが…どうやら近いんデス、その音
その時、パタって、何かが落ちる音がしました
瞬間、凛は思いました
あ、今年もきたか!!アレだ!!
気付いてスグ、勢いをつけてカーテンを開けました
その瞬間暗闇に紛れて、何かが慌てて走って行くのが見えました……
残されたのは窓すぐの段差から落ちて少し遠いトコロに転がったサンダル…
そうなんデス、去年も窃盗されましたが…今年も暑くなり始めて奴らが行動を始めたのデスよ!!
しっかし……去年はジョンジョン(ビーチサンダルのコト)だったからわかるものの…今年はずぶんしっかり目のサンダルのハズ……
こんな重いモノ…奴らはどうやって運んでるんだぁ???って不思議デス……(・△・;)
そう思い、ウッドデッキの電気を付けて、しばらく観察するコトにしました(笑
電気を付けても辺りは暗闇なのでぼんやりとしか見えまセン
テレビの音を消して、耳を立てながら黙って待ってみました
すると、しばらくして何かが近づいてくるのがぼんやり見えました
それはおそるおそる取り損ねた獲物(サンダル)に近づいて来ます………
でも薄暗いコトや凛の目が悪いコトもあってよく姿マデは見えまセン
サンダルを持ってかれる!!そう思って思わず凛はカーテンを勢いよく開けました
奴は驚いてまた逃げ始めました
その時部屋の光に照らされてヤツの姿が照らされました…
あ…あれ?!たぬきじゃねェ!!ってーかあれ何?!Σ( ̄□ ̄;)
そうなのデス、ずっとたぬきだと思ってた窃盗犯人はたぬきじゃなかったんデス!!
「それ」は………リス程小さくもなく、でもたぬき程大きくもなく、でも猫でもキツネでもありまセン
実はヤツには昼間にご対面したコトが数回あったのデス
その姿は……毛色は茶色で顔はフェレットに似ていました
でも胴は長くなく…………あれは何だ?いたちかなぁ?って思ってました
でも奴がサンダルを持つのは体も小さいし無理だろうって思ってました
以前少し離れた場所(っても市内)でたぬき見たからてっきりたぬきかと……(・△・;)
あぁ…犯人間違い…たぬきゴメン(笑
その後は警戒したのか、犯人は現れまセンでした
遅番を終えた千秋先輩が深夜帰宅して、2人でごはん食べて笑って話しました
それから夜は熱帯夜で、より暑くなりました
暑いねーって言いながら換気をする為にカーテンを少し開けました
「……………あれ、サンダルの片方は………?」
「……………ないね」
結局犯人はその後にまた来て犯行に及んだみたいデス♡(泣
あぁ…あの攻防戦(勝手な)は一体何だったんだ……Σ( ̄□ ̄;)
サンダル…その前に回収しようか迷ったんデスが…夜のウッドデッキは危険がいっぱい(驚異的虫被害)で恐くて………
あぁ…しょうがない…ケド…あ〜あぁ( ̄△ ̄;)
片方だけ残ったサンダルの処理に困ってマス…
しかしヤツらはサンダルなど窃盗してなにに使うんだ………
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まぁそんな攻防戦(勝手な)の後、引きこもってる凛を心配して千秋先輩が少し出かけようかって言ってくれたんデス
まぁ…もう3時過ぎなので行くっつってもコンビニ程度デスが
軽く仕度をして凛はドアを開けました
するとアパートの廊下の先に何か黒いモノが動いてるのが見えました
凛が目視で分かるので結構大きいモノのハズデス…
……………!!!!!!!Σ( ̄□ ̄;)(声にならない
凛は一目散にドアを閉めました
千秋先輩は不思議そうでしたがドアの外を見て納得した様でした
しかもあろうコトにそれはアパート駐車場に向かう方面と道路に迎う方面との分岐位置に陣取っていたのデス…
千秋先輩が近付くとそれはバタバタその場を暴れマスΣ( ̄□ ̄;)
千秋先輩「大丈夫だって、一気に行っちゃえば」
凛「無理!!無理無理無理無理!!」
しばしその場で攻防戦(またか)を繰り返すと、それは分岐位置を少しずれ、そして動かなくなりました(所要時間5分
凛は意を決して(笑)その場を何とか抜けました
はぁ〜難は去った………
凛「ねぇ………あれは何デスか……」
千秋先輩「………あ……あれですねぇ………」
凛「何でこんなにトラップが多いんだ!!!!Σ( ̄□ ̄;)」
結局廊下の柵があるトコマデは行ってたので柵を乗り越えて駐車場に出ました
凛「ぎゃあぁぁぁ〜Σ( ̄□ ̄;)」(やや小声
千秋先輩「もう俺車取ってくるから凛ココで待ってて」
結局千秋先輩が車に乗って来てくれて第三関門を越えるコトが出来ました(笑
で、まぁ小一時間外に出て家に戻ってきました
戻る頃には空もぼんやり明るくなってきて、何故か第三関門マデの障害はなくなっていました
良かった〜…って安心しながらおそるおそるアパートの廊下を歩いていると
ぶぶぶぶぶぶ
少し離れたトコロであれの羽音が聞こえました
「うわっうわわっわあぁぁ〜Σ( ̄□ ̄;)」(やや小声
凛はもはやダッシュで部屋に戻りました(笑
どうやら第一関門はまだ頑張ってたみたいデス(・△・;)
そして無事帰還出来ました(・△・;)
多分凛…近くにヤツがきたら夜中だろうと絶叫していただろう………
もう夏はいやだぁぁぁ〜っつってもまだ7月……先は長いΣ( ̄□ ̄;)
せめてもうちょっと都会に越したい………
こんな田舎もういやだあぁぁぁ〜(叫
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