千秋先輩を泣かしてしまった…

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始まりはほんのささいな口喧嘩

ってもふっかけたのは凛デスが

ただでさえ今ささいなコトでカッとなる時期なのに

痛いトコつかれて…カッときて

凛は飛び出しました

千秋先輩は痛い程強く凛の腕を掴んでくれたのに

行く宛てもなく飛び出しました

行く場所なんて他にないのわかっていたのに

しばらくして千秋先輩からメェルがあって

「待ってるから帰ってきて」

って内容で

「あぁやっぱ千秋先輩は追いかけてくれないんだな」って、途方にくれて、どうしようって、どうにもならなくて

立ち尽くして誰かに痛い子って思われるのも嫌だから宛てもなく歩いた

しばらくして疲れて立ち止まって、もぅどうしようって思ってたら仕事のＭからメェルが来て

あんまり詳しくは話せないから

「千秋先輩と喧嘩して外に居る」

って話してしばらくメェルしてた

何回も書いたかもしれないけどＭと凛は性格が似てるから

話聞いて貰えてすごく楽になった

もう歩けない、寂しくて死んでしまいそうって思ってたら

「俺だったら絶対迎えに行く」

って言われてすごく元気でた

凛って変なトコですごく意地っ張りだから、Ｍがメェルくれなかったら凛から千秋先輩に電話しようなんて思えなかったよ

凛が

「ありがとう、Ｍならそう言ってくれると思ってた。Ｍのそーゆートコ好きよ」

って言うとＭは

「もうちょっと早く会ってたらねー」

なんてちゃかしてたけど

少し元気出て千秋先輩に電話すると

…あの千秋先輩が泣いてた

凛を探しても見つからないって、寂しいって泣いてくれた

千秋先輩凛を探してくれてた

凛は…本当に本当に嬉しかった

…しばらくして千秋先輩が迎えに来てくれて…

千秋先輩は凛を抱きしめたまま泣いていた

千秋先輩の涙を流している姿は始めて見た

千秋先輩ね、独りで居たら寂しくて

辞めたガコのコト

迷惑掛けてる両親のコト

これからの自分の将来のコト

全部いっぺんに頭に浮かんで、辛くて、寂しかったんだって

いつも大きい背中で、堂々としてる千秋先輩が震えて泣いてる子犬みたいで…

やわらかい髪を撫でて、凛も泣きました

凛は千秋先輩とずっと居たいなって思いました

最近いろんなコト言って千秋先輩を追い詰めてたから…

千秋先輩、凛が呆れて離れてっちゃうって思ったんだって

そんなコトないのに…

辛いときに千秋先輩を独りにしたコトをすごく後悔しています

凛はずっと千秋先輩と一緒に居たいよ…

ずっとずっと、こんな凛に出来るのなら支えたい

そう思った一夜でした

○●過去の今日の日記○●

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