コミュニケーション。
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2017年07月25日(火)






せっかくパソコンを買ったのに、
流れでスマフォから書くはめに。





夜更かしをしていたら、夫が鼻歌を歌いながら部屋から降りてきて、
これは何の歌か知ってるかと聞いてきた。
私たち夫婦のいつもの会話なのだが、さっぱり聞き覚えがなかったので、
わからないと言ったら、ある海外ドラマのオープニングだと言った。
「あれには恨みがあるから知らんわ」
「ああ、あのことか(笑)」

そのドラマは予告は面白そうだったのだが、
放映中をチラ見したら、当時の私には辛い場面が流れており、
もう観たくない、と私が騒いだのだった。
今、彼は自分の部屋で観ているらしい。
場面が辛いのは完全に私側の問題で、
ドラマ本編には何の罪もないので構わないのだが、
私が騒いだことは覚えていても、それがどう私にとって辛いのか、
まぁ私のプライド高過ぎ案件に過ぎないし、うまく言葉にもできないのだけれど、
きっとこれからも彼には伝わらないのだ、1mmも、
察することさえできないのだ、他人だからと思ったら、
少し、孤独を感じた。





その会話の後、何故か彼は、
「今からAVを観る」と宣言して部屋に戻っていった。
私はうまい反応の仕方がわからず、
「うん、わかった」と答えた。
冗談でわざと怒らせようとしてるのかな?と思ったけど、
ドラマのことで思い出した傷の処理で忙しかったし、
昔は(だからお前は寝ててくれ)みたいなことも言ってたし、
いや、二階だからほとんど関係ないし今まで言われたことないけど、
とにかく返事しなければと思い、わかった、寝るよ、みたいなニュアンスでそう言った。
なのでリビングから撤退することにした。



それでドラマの傷をひとしきり考えて気が済んだら、
AV宣言がじわじわと効いてきて、
私、対応を間違ったかなと考えている。
怒ってみせるべきだったか、妬いてみせるべきだったか……
些細なことだから、後でそうしてみてもいいけれど。

でも昔みたいに辛かったり悲しかったりしないな、と考えて、
性欲がなくなったとここに書いたときのことを思い出した。
当時もうっすらと気づいていたけど、結局あれは、
なんかもういろいろ諦めたということでもあった。
今、複雑な気分ではあっても、泣いたりはしないということは、
諦めは私のなかに沈んで、私と同化してしまったのだろう。
諦めた私と、諦めなかった私、
どちらが夫には可愛かっただろう……。



今、夫が降りてきたので、
「こないだのエッチが気持ちよくなかったから観るんだぞ、って言いたかったんでしょ?
知ってるんだからね」
と言ったら吹き出していたので、復讐は済んだようだ。


雪絵 |MAILHOMEBLOG

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