コミュニケーション。
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ある日、トイレから戻ってきた優ちゃんが、 自分の傘をいじり始めた。
「直せないかな〜、これ…」
見ると、見事に骨が外れてしまってる。
でも折れてるわけじゃないから、 確かに直せそうな雰囲気でもある。
2人で押さえ込んではめてみたり、 金槌で叩いてみたりして、 完全にじゃないけど、まぁ差すのに不自由はない程度になった。
「大丈夫そうですね」
と、 傘を開いて、 差しかけてみている優ちゃんに言ったら、
「ん〜」
と言いながら、
ひょい
と手を動かし、
あたしを傘の中に入れた。
「あ、相合傘だね」
と、 何気なく言ったけれど、 イスに戻ってからふと思い出した。
本家のタイトルじゃん。 相合傘を英語にすると、 「under one umbrella」 (辞書で調べたのが懐かしい…)
あれはまさしく、あたしの理想だったのだ。 そりゃ、当時は勿論、寺島が相手としての理想だったけれど、 今だって、 雨の中、一つの傘で歩いてゆくように、 日々を、人生を、支えあいながら歩いてゆけたら、幸せだと思ってる。
まさかそんなことは優ちゃんは思っていないだろうけれど、 ひょいとやってのけられることに惚れ直しちゃったし、 しかもあたしが一番喜ぶこと、っていう巡りあわせにびっくりしたし、
あぁ、この人はいつもこんな風に、 うちにおいでとかもっと笑えとか言って、 あたしを、 自分の中に入れようとするから、 だからあたしは嬉しいんだ、って、感じたことだった。 お勉強になりますね(謎)
もっと笑え、のほかに、 もっと怒れとかもっと照れろとかもある…
泣くのはびっくりするみたいだけど、 もっと怒れとか言われても…ねぇ(笑)
もっと怒れで思い出したけど
先週の土曜にお泊りに行ったときに、 今月のうさぎちゃんがいらっしゃった。
しょうがないので打ち明けたら、 また笑ってくれたのだけど、
その後あたしがお風呂に入ろうとしたときに、 ぽん、と、 ナプキンを出してきた。
「え〜、何であるんですかぁ?」
まぁ、最初に来たときから気がついてたけどな、存在には。
優ちゃんは隙を作るまいと何も言わないので、 笑いながら2、3回言ってやった。 元カノの話をされるより、 別の女がこの部屋にいたことの証を出されるほうが、 イヤだったからだ。 あたし的に。 (「ぷん!」とかはまだ本気ではないw)
とはいえ、あたしも探られちゃ困る身の上(?)だし、 そんなに問い詰めるつもりはなかったんだけどね。 優ちゃんは助けるつもりで出してくれたんだし。 元カノの話も、このことも、 無意識なところが可愛くもある。
勝手に満足したあたしがいざお風呂へ行こうとすると、 優ちゃんの声が追いかけてきた。
年齢は彼のタブーなので考えないようにしてるけど、 あえて言いたい。 40歳でこれってすごくない?orz
とまぁこんな風に、 信用出来ないよねこの人、と思うときがないでもない。 プレイボーイも甚だしい(笑)
しかし、 今日の帰り際も、
「浮気するなよ?」
と言われたあたしも、そうそう信用されてないのかもしれんね(苦笑)
「社長こそ、って言うのは怖いからやめとく」
って返して笑わせて帰ったけどね。
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