綿霧岩
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昔テレビで5歳くらいの男の子が、お母さんに何かのお礼を伝えるために作った歌を歌っていて、その歌を聴いて私はなんだかわからないけど胸を打たれて号泣したことがある。 テレビの中でその男の子は、どうして曲に歌詞をつけたの?って聞かれてて、その答えが、「お母さんにありがとうって気持ちを伝えたくて、それには曲だけじゃなくて歌詞もつけた方がよく伝わると思ったから」と言っていて、そのシンプルな回答に、本当にそうだと私は強く頷いた。
上手い言い回しなんかじゃなくても、言葉と思いが一ミリもずれてない表現は強く私を揺さぶる。
何かを言葉にするのが難しいと思うとき、思い出すこと。
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