多摩川に落とした指輪。名前も知らないあたしの為に、冷たい水に濡れて取ってきてくれた人、居たっけ。でも、其の指輪はもう持っていない。舞台に立つことをやめて、歌うことを奪われて、あたしはホントウにおかしくなった。なおさら。もう遠い過去の話のように思えるのに、まだ、見つからないんだ。歌以上にあたしを生かせてくれる何かがさ。狂ちゃんと居て幸せ。狂ちゃんとの子供を産んで育てたい。↑クリックするとコメント変わります。病院に行って、ここ2週間の状態や心境を話して。完璧主義で高望みしすぎだと言われた。そう、なのかなぁ。歌はいつだって自由だった。歌はいつだってあたしを救ってくれた。あたしから声を奪った病気を、薬を、憎んじゃいけませんか?ダメだというのなら、あたしはいったい誰を何を恨んでいれば?歌いたかっただけだよ。歌はいつだって自由だった。あたしはいつだって自由になりたかった。多摩川に指輪を落としたあの日。あの日まででイイ。戻れるとして、あたしはやっぱり歌いたい。そんな、もう無理な話。諦めながらなんて生きていたくないよ。