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2004年06月21日(月):読書日記【歳月】by司馬遼太郎 ラスト

さて、何と書けばよいものやら…。
読み終えての感想は前に「滑稽すぎて可哀想」と書いたとおり。
他に言葉が思いつきません。
―ただ皇天后土のわが心を知るあるのみ
まともな裁判を受けられなかった江藤が死を臨んで発した最後の言葉です。
辞世の句、になるのかな?

next→【むかし・あけぼの】by田辺聖子 角川文庫(全2巻)
背表紙の紹介文を一部抜粋
平安の才女・清少納言の綴った随想を、千年を経て、今清少納言・田辺聖子が物語る、愛の大長編小説。
【枕草子】がマニアなくらい好きで好きで、高校時代に狂ったほど読み返していた本です。
早い話が【枕草子】の現代語訳。
ただの現代語訳ではなくて、イマドキの小説風にアレンジされていて面白いんです。
まぁ、賛否両論はあるかもしれません。
私は「春ってあけぼのよ!」の方はダメだった(苦笑)けど、こちらは大好きです。
ダメ出しついでに。
あっちは【源氏〜】もダメでした。だってくどいんですもの。。。


【MORE】に紹介されていたのをみて、読みたくなりました。
清少納言の一人称で描かれているあたりが「コバルト文庫の藤本ひとみ」みたいな印象があるんだけど。
もっと具体的にいえば、「漫画家まりなシリーズ」(懐かしっ)のヒロインと清少納言がかぶってました。
美少年がわんさか出てきてヒロインを取り巻いている環境なんかが。。
ま、どちらにせよ、10年以上前に読んで以来の話だから記憶はあやふや。
そーいや、「まりな」は結局どーなったんでしょう?

大学に入ってあっさり【源氏物語】に鞍替えしてしまったので、読むのは10年ぶり(笑)
高校時代に読んだときとは感じ方も違うでしょう。。
楽しみだけど、ちょっとコワイ。

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