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2004年05月19日(水):読書日記【三国志】by 吉川英治 ラスト

いきなりラストかよ、って感もありますが、終わってしまったものはしょーがないじゃありませんかっ!(←なぜに逆切れ)

とりあえずですね。
北伐は退屈でした…。
猛獲のときも「計5回だから、後○回か」なんて指折り数えて読んでいたような気がするんですが、今回もやっぱり「後○回」って読み方してしまいましたよ…。トホホ。

ま、それはともかく。最後の「松に古今の色無し」ってコトバは非常に気に入りました。
相響き相奏で、釈然と醒めきたれば、古従古来すべて一色、この輪廻と春秋の外ではあり得ない。
8冊全て読んだ後のコトバだからこそ身に浸みたんだと思います。
三国志の主人公はやっぱ孔明なんだなぁ…。
なんて、何を今更なことを、改めて感じいずにはいられないクライマックスでした。
退屈だったけどね。←こっそりと、でも主張してみました。

なんだかんだ言っても所詮、私は曹操スキーなのさ。

next→【歳月】by司馬遼太郎 講談社文庫
背表紙の紹介文を抜粋
卓抜した論理と事務能力で、明治維新の激動期を、司法卿として敏腕をふるいながら、非業の死をとげた江藤新平。
明治六年征韓論争で、反対派の大久保利通、岩倉具視らと対決、破れて下野し、佐賀の地から明治中央政府への反乱を企てる人間江藤の面目と、その壮絶な生涯。
「佐賀の乱を企てて、見せしめに梟首された人」と言うほか何の知識もない江藤新平に迫ってみようと思います。
ちなみに呂々さんは【飛ぶが如く】を読んで以来、地味に大久保利通が好きです。
【飛ぶが如く】は大久保名誉挽回ブックだと信じて疑いません(笑)
だって、イメージ一変しましたもの。
司馬遼太郎著作の中では一番のお気に入りが【飛ぶが如く】です。

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