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2004年04月01日(木):源氏の須磨帰り、三国の赤壁帰り。

えー。
読書日記【三国志】by吉川英治 その5でございます。
実は呂々さん、吉川英治著【三国志】を読む、というか挑戦するのはこれで3度目だったり。
この3度目、という表現はもちろん、去年挫折しかけた空白の1年を筆休め、ならぬページ休めと換算しております。

過去2回とも、赤壁で挫折してるんですよ。
コレが、本日のタイトル【源氏物語】の須磨帰り、ならぬ【三国志】の赤壁帰りでございます。

官途までは、早いのよっ。
メチャクチャ面白くて、ページもどんどん進んでいくの。
なのに、赤壁が近づくとどーしてもダメなんですよ。
退屈で退屈で。
途中で放り出しちゃう。

で、今回も案の定5巻に入ったとたんページの歩みが遅くなり…、気がついたら読まなくなってたんですよねー(しみじみ)
その後、去年は一冊も本を手にしなかったんだから我ながらオドロキです。

最近、再び読書熱が再燃してきたので、せっかくだからと続きから読みはじめました。
先に読了した【白い巨塔】にあまりにもどっぷりハマりきっていたから「吉川節」に慣れるまでちょっと苦労しましたが、赤壁、っちゅうか周瑜が死んでからページの進むのが早いこと早いこと。

私、歴史物が好きなんやなぁ…。って、今更ながらにしみじみと思い至りました。

なんでこんな面白いモノを途中で放り出して今まで過ごして来れたのやら。
もう、あの【白い巨塔】熱はどこへ?って感じ(笑)
里見先生のファンサイト作ろうか!って情熱はどこへ?(爆笑)
さよなら、里見先生(大笑い)
私、やっぱり現代モノじゃ新城さんがスキ。

ワケがわかりませんね☆
ま、それはともかく。

【三国志】です。
読むほどに私、単に呉があんま好きやなかっただけやねんなー。って実感することしきり。
パパが生きてる頃はそれなりに面白かったんだけどねぇ。
童(わっぱ)じゃ物足りんのだろうか。

なんて言っていますが、西涼のバカ童武将はお気に入りです。まー、この点はまた後ほど。
1年も放置しておいて何ですが、赤壁を越えるとこんなに面白いドラマが待っていたんですね!
こんなことならさっさと読んでしまうんだったわ♪
望蜀の巻は、玄徳にしろ孔明にしろ、あんま好きやないのが出張ってくるのでつまんないんじゃないかと、危ぶんでおりましたがなんのなんの。

バカ張飛やら、錦馬超やら、保父趙雲やら。
蜀の武将は派手だから読んでて面白いっすね。
そうだ。呉は地味、ってか武将が小粒なんだよっ(笑)だから退屈なんだ。きっと。

そしてそして。
孔明のえげつない外交手段。
こーゆーところが嫌いなんだよ、なんて突っ込みつつも馬超を孤立させて蜀(っていうかこのときはまだ荊州軍か)に引き込むところなんかは、エグイのを通り越していっそ清清しかったです。
なんて、なんて嫌なヤツ!
ヤな奴度は北方三国志の曹丕さま(←呂々さんイチオシ人物・笑)並です(笑顔で)
ここまで来ると返って、好きになれそうな気がしました。
小説(漫画でもいいけど)読んでて、嫌いな登場人物は少ないほど楽しいので、これは喜ばしいことでしょう。

上↑でもちょっと触れていますが、孔明の思うが侭にあっさりと蜀に下ったバカ錦馬超は、あっぱれなバカっぷりがいとおしくていとおしくて仕方ないです。
もーね、大好きっ。
バカさ加減は張飛や呂布にも並び立てそうだけど、お姿だけは麗しいようですねっ☆
玄徳も丞相すらも。
その煌びやかな武者ぶりには辺境の田舎武将とは思えない、と感歎するところなんて、読んでてゾクゾクしちゃいましたよっ。
こんなところにこんなイイ男がっ!ってゆー意外な発見をしたような。そんな感じ?

もう、馬超の名前が出てくるだけで顔がにへら〜って歪んでしまうのですよ。。
あほうですわ。

そーいや、北方三国志も、最後は馬超の行く末だけを追い求めながら読んでたんだよなぁー。
北方版の人生悟っちゃっててちょっと暗かった馬超も好きですが、やっぱさ、馬超はバカでこそ馬超ですよねっ!

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