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2004年03月16日(火):読書日記【白い巨塔】by山崎豊子 その2

終わってしまった…。

明日から何を糧に生きていけばいいのやら。
というのはあまりにも大げさですが少なくとも通勤電車で読む本には困りそうです…。
もう一回読み返そっかなー。

ちゅうわけで。
最高にハマった小説【白い巨塔】を読み終えました。
どんくらいハマったかって、あーた!
続きが気になる、って言うよりもむしろ早く【巨塔】の世界へ浸りたいーーっってな気持ちで日々暮らしておりましてよ。
帰宅したらまずPCの電源をONにしていた私がPCには目もくれず、延々と読書に耽っておりましたんですもの。
ぶっちゃけ、4巻を読み始めたのが金曜日の夜からだったんですよ。
それが今日(スンマセン、ホントは昨日だったりするんですが)読み終わってるんですから。
ハマると猪突猛進するタイプです。

では、感想をば。

佐枝子お嬢さんは、とことんヤな女でした。

-完-
























でもいいんだけど、それじゃあんまりなんで。

初めから終わりまで里見先生ラブでした。
この小説にここまでハマったのは彼にハマったればこそであります。
ネットの海を漂った結果、どうやら自分は世の流れに逆流しているようでしたが、ま、そんなんいつものことですからね(泣笑)

ま、それはともかく。
とってもとってもラブでした。好き好き好き☆
どんくらい好きかって、そりゃあもう新城さんくらいすきー♪

…あったま悪そうな感想でスンマセン。。
こんなおばかな感想しか書けないなんて我ながら情けないんですが、今は虚脱感でいっぱいなの…。
読んでいる最中は、「感想で突っ込み入れとこう」ってな個所が色々とあったんだけどなー。
なぜもっと早く検査を受けなかったのだ、検査さえ受けておれば、もっと早期に見付かっていたのに!
財前のあとを追いかけ、その分厚な胸を叩いて叫びたいような衝動に駆られた。
それじゃあんさんヒロインですがな、とかさ(笑)

書きたいことがたくさんあったのは確かですが、彼が、彼の生き様が好きですってことでご勘弁いただきたく。

それから、柳原クン。
彼は、江川クン(←続編※から登場した医局員。柳原クンより1年後輩。ひょろ高い身長で実家は開業医のお金持ちクン。ちょっと気弱で絡み酒。財前教授の野望の為に地方病院へ飛ばされてしまう可哀想なコ)の登場で大いにその株が上がりました。
こーゆーオドオドとした先輩キャラクターは大好物です(断言)

彼は途中、もしや結核?と思わせる描写があったので死んでしまうんじゃないか、と心配していたのですが全くの杞憂に終わりました。
良心の呵責から開放された彼は、むしろ元気いっぱいでした。
なんせ、陸のDr.コトーにおなりになっちまいましたんですものっ(びっくりー)
もしホントに結核だったら、赴任先の無医村は全滅です。
江川クンとは今後も文のやり取りなどして交流をあたためていくそうです。多分。


というわけで。
ようやくドラマに追いつきました。そして追い越しました。
今週からドラマを見ることが出来そうです。
ま、最終回ですけどね。

※※※
【白い巨塔】は3巻で、財前教授が勝訴し里見助教授が浪速大学を去るところで一旦連載を終了しています。
その後、社会的反響が大きくて今で言うところの4・5巻が「続編」として書かれたそうです。
言われてみれば、3巻のラストはクライマックスのようだと感じてたんですよね。
それに、4巻からは似たような展開が繰り返されているな、って思ってました。

 例)
 教授選=学術会議会員選挙
 一審=控訴審

新キャラクターの登場の仕方も突然降って沸いたような感があったから「なるほど」と納得。

 例)
 亀山君子、医師会専属の弁護士(今どうしても名前が思い出せない…。後で修正します)、江川クン

でも全然退屈しなかったから無問題。

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