陸遜が腹黒いなんて、某ゲームのキャラクターデザインを見ても一目瞭然でしたけどね…。関羽、残酷すぎる最期です。
許せないのは孫権。
覇権を争う気はないくせに、第2の勢力という地位は譲りたくない。なんてあーた!ちょいと虫が良すぎるんじゃありませんこと?
どーでもイイ人No.1だった彼ですが、すっかり大嫌いな人No.1に降格です。
孫権に比べりゃ、呉の天下統一への足掛かりと信じて作戦を遂行した陸遜は
(性根はともかく)純粋でした。
やり方はこの上もなく残酷で容赦の欠片もなかったですけね!(いっそ爽やかな感じで)
ところで、陸遜といえば周瑜です。
周瑜。
三国志はとにかくファーストインプレッションの影響により、
周瑜はかっこよく!頼むから周瑜はかっこよく!と切望して参りましたが、もう
一片の悔いもございません。
孔明先生もお墨付き。
知り得る限り、ただ一人の完璧な男でした。
三国志と出会って幾数年、ようやく周瑜への妄執を断ち切ることができたような気がします。
ありがとう!北方先生。
周瑜ファンならぜひ読もう。
但し作中の彼はとても孤独です。
孤高であるが故に孤独。
劉備が孔明に「お前に彼のような(孤独な)思いはさせない」と言うシーンがあるのですが、かなり泣けます。
さすがに主人公陣営はかっこよく書いてもらえる上に幸せモノでもアリマス。
周瑜が死んだ時点で、私の中の三国ヒーローは潰えた(え?趙雲は?)わけですが、長編読んでりゃ新たなヒーローはわんさか登場してきますよね。
クライマックスに向けて、現在注目しているのは以下2人。
錦馬超と
曹丕さま。
錦馬超は「きんばちょう」って読むんですよ、そこのあなた。
誰ですか?「にしきばちょう」なんて読んだおバカは。
えぇ、もちろん私ですとも。馬超、自身の具足の如く鮮やかに、かっこよく、颯爽と登場したのもつかの間、曹操に一族を皆殺しにされた挙句、2度の敗北で完膚なきまでに叩きのめされて以来フヌケになっちまいました。
フヌケっていうよりは投げやり?
だれか、早く彼を絶望の剣から救ってあげてください…。
っていうか、彼はこのまま立ち直ることはなさそうですね。
それもまたよし。
そして丞相のご子息であらせられる曹丕さま(なんとなく敬語)。
曹丕さまに関しては、ちょっと前の巻で私のプチお気に入り武将だった張シュウをいびり殺した一件でも性格の一端を覗くことができましょう。
また噂を聞いた丞相が「あの息子ならやりそうなこと」と納得しておられたことも記憶に新しく。
初陣では、敗将を断罪にするのは当然の事ながら、妻子の処分も「斬るべきでしょう」と平然と言ってのけ、その冷酷さにパパもゾっとしてしまいます。
「そりゃ、間違っちゃいないけどさ。ちっともためらわずにそんなこと言えるなんて子供っぽくなくて可愛くないやいっ」(曹操談)
今後、三国志の読書日記はこの二人に焦点を当てて行きたいと思っております。
■もう一ネタ■
曹丕さまの初陣は官渡の戦いの後に起こった袁家のお家騒動鎮圧でした。
そのときのお付きだった将軍は張コウといって、官渡の戦いの降将です。
張コウは重機兵を組織した攻城部隊の指揮官で、烏巣《ウソウ》陥落前後からミーハーに応援してきた武将です。
某ゲームでは無駄に美形で、美形にデザインされるのはファンとして悪い気はしないんだけど、なんか引っかかる美形だったので腑に落ちなかったんですよ。
そもそも、地味な武将だし、その地味なところが好きだったのにえらく派手なデザインやったし。
イメージが全然違う…。(や、それを言ったら許チョとか許チョとか許チョとかは…)
こんなの張コウじゃないやいっ。なんてふてくされていました。
が。が。が。
最近になって事の真実を知りました。
弟「無双の張コウはアフロディーテ(©☆矢)やで?」
RyoRyo「ってことはナルシスト系っ!?」
弟「うん、そんな感じ」
RyoRyo「私は美しい、とか言っちゃうのっ!?」
弟「あぁ、そんな感じ」
RyoRyo「!!!!」
弟「やから、(ゲームを)やってもねーちゃん楽しくないんちゃうか?って。ねぇ、僕の話聞いとる?」
RyoRyo「……………(驚き持続中)」
RyoRyo「…………(驚き持続中)」
RyoRyo「………(驚き持続中)」
RyoRyo「……(驚き持続中)」
RyoRyo「…あのさ(復活)」
弟「?」
RyoRyo「ちょっとだけでいいから。おねーちゃんに、(ゲームを)貸してv」
弟「
なんでやっ!?」
よーわからん。
よくわかりませんが、急にハマりました。無双の張コウに。
小説で育んできた張コウ像とは
別の次元で、無双張コウも愛でていきたいと思います。
でもさ。
アフロディーテは「私は美しい」なんて言わなかったよね。
言ったの、そりゃミスティだよ。