トドロキ。


もくじまえつぎ
$ 面接での決意。
2005年11月28日(月)

今日、転職の二次面接でした。
まともに就職活動をしたことがない私は
一次面接→二次面接なんて
はじめてだったので緊張。
 
こう言っちゃなんですが
大した会社じゃないんです。
二次面接があるとは思いもしなくて。
 
12月入社なので
あと30分したら、電話で結果連絡だそうです。
通常は書面での内定通知、らしいんですが
そうすると12月入社に間に合わないので
電話連絡になる、とのこと。
 
大した会社じゃないと書いたけど
私、面接に行ってから
その会社にどうしても入社したくなりました。
面接を担当した方がとても素敵な女性だったの。
その方は年配の方でしたが
とても生き生きしていて
言葉に説得力があった。
この仕事をしていたら
私もそういう人になれるんじゃないかと思った。
 
入社後はきっと、つらいこともあると思うし
やめたいと思うこともあると思うけど
そういうときはこの人に相談してみよう
そう思った。
 
その人は何しろ説得力があるし
前向きになるような言葉を
かけてくれそうな気がして。
甘えっちゃ甘えだけど
私の場合、よく迷うから
そんなときに「こっちだよ」って
背中を押してもらえるほうがいい。
一人で悩むより
相談できる人がいるほうがいい。
 
今日の二次面接は大変厳しかった。
新人教育係の女性と、フロア責任者の女性と
もう一人、男性の責任者の3人が私の面接をした。
3対1。
 
いろいろ話してから中盤くらいに
教育係の女性から
「あなたは人をカチンとさせるような
話し方をすることがある」
ときっぱり言われてしまいました。
 
なぬ?!と思うよりも
え??って思った。
 
はっきり言って
そんなことは生まれて初めて言われた。
しかも初対面では私は
「感じがいい」と言われるほうなので
なおさら驚いた。
 
とにかくびっくりしたので
「はじめてそういうことを言われました」
とか答えたような気がするけど
なんて答えたのか、自分でも忘れてしまった。
かなり動揺したけど、頭にはこなかった。
ストレートに言われたせいか
「私に自覚はなかったけど
そう受け止められるような態度をしてたんだ」と
そのまま受け止めた。
カチンとするような態度をしたつもりはない!
そんなはずはない!と
反論できるほど、自分の応対に自信はなかった。
  
悪くない返答だったのか
私のその反応に対して、フロア責任者の女性が
「あなたは30歳という年齢のわりには
純なところがある人みたいね」と言った。
「人からそういう指摘を受けることは
ありがたいと思うことが大事だと私は思ってる」
のようなことを言っていた。
  
その言葉にとげはなかったし
その後、その二人の女性の表情がやわらいだので
ほっとした。
この二人の女性は
飴と鞭のような絶妙なコンビだと思った。
 
試されたんだろうなと思ったけど
イヤな感じはしなかった。
私自身、自分の気持ちを確かめられて
良かったと思った。
入社して「こんなはずじゃなかった」と思うより
面接ではっきり言われてるほうが
心構えができる。
ある意味で、誠実な会社だと感じた。
 
今回の二次面接で担当していただいた
二人の女性も、素敵な女性だった。
45分くらい面接はあったんだけど
私のほうからもたくさん話したし
面接官からもたくさん話を聞けた。
大変な仕事だということは十分にわかった。
業務に関する社員教育には厳しいんだと思った。
 
仕事を通じて、自分を高めて行こうとか
生き生きした女性になりたいと思うのなら
この会社はその期待を裏切らないと思うと言われ
その言葉には説得力があった。
何がすごいって、その言葉ではなく
言葉を発してるその女性の自信がすごいと思った。
自信満々なんだけど、イヤミじゃない。
表現力、とでも言うのかしら。
 
その女性、 
体は小さいのに、大きく見えた。
そう思ってると、もう一人の女性が言った。
「この人は体は小さいのに大きく見えるでしょう?
それは何かと言うと、自信なのよ。
自信がある人は、大きく見える」
 
ある意味、洗脳だよなあと思いながらも
私がその女性から受けた印象も同じなので
そういうテクニックってものが
あるんだろうなと思った。
それがあるなら、私も身につけたいと思った。
仕事だけじゃなく、どんなときでも
人を安心させたり、説得できたりするのは
得な技術だと思う。
 
にゃんこが落ち込んだときも
『大丈夫』って励ましてあげれるかもしれない。
私自身が落ち込んだときも
自分のことを『大丈夫』って励ませるかもしれない。
理屈を並べて説き伏せるんじゃなくて
人を安心させる何かが
たぶん、あるんだと思う。
 
面接で会った三人の女性は
イヤな印象はないし、安心感があって
生き生きしていた。
要するに、自分って物をしっかり持っていて
どこに自分が向かおうとしてるのか
そういうのが明確な人なのよ、たぶん。
自覚もあるし、それを人に伝えることもできる人。
 
この人は真剣なんだ、と感じた。
私に対して真剣なのではなくて
仕事や、自分の生き方に対して真剣なんだと思った。
プロ意識なのかなと思った。
 
きついことを言った面接官の女性は
私の対応が真剣さにかけていたことに
「カチンとくる」と思ったのかなと感じた。
甘さがたぶん、そう感じさせたんだと思う。
 
ピリッとしてる人には
私のような甘さは、イライラすると思う。
甘えて生きているニオイがしたのかもなと思った。
「守って」ってオーラが出てたのかな、と。
通常、私のそういう部分は
「素直でかわいらしい」と言われると思っていた。
 
ここには私が目指してるものがあると思った。
強くりりしく、前向きに生きる、そういう女性像。
会社もそういう女性像を目指しているし
私もそういう女性になりたいと思っていた。
面接に行くまで、そんな会社だと思わなかったけど
この会社に出会えてよかったと思った。
 
女が男みたいにお金を稼ぐって大変。
でも、私、にゃんことつきあっていくなら
強くならなくちゃいけない。
経済的な不安を感じることもこの先多いと思うし
頼ってばかりではいけない。
私はそういう人を選んだ。
そして、この会社を選んだ。
 
にゃんこと別れたとしても
その別れを受け止めるために
強くならなくちゃいけない。
怖がってても仕方ない。
甘えてちゃいけない。
自分の人生に責任持たなくちゃいけない。
経済的にも精神的にも自立しなくちゃいけない。
今までみたいにぐらぐらふらふらしてたら
私の将来は真っ暗。
不安を消すためには、前向きにがんばるしかない。
現実を受け止めて
やれるだけ、やるしかない。
 
そうすることで、私も磨かれるだろうし
自信もつくだろうし
それが私の魅力になるだろうと思う。
 
そう言えば・・・
この間の日記に書いた、言霊の効果はすごいと思う。
自分がどんな人になりたいのか
自覚があるのとないのとでは違うんだろうな。
私も私の人生や生き方を真剣に考えた。
方向は決まった。
あとは精一杯やるだけ。
 
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さっき電話で連絡があって、採用になりました。
採用になると信じてたけど
うれしい。
正社員になれるから、すごくうれしい。
 
私、今度の会社に入社したら
覚えられるものは何でも覚えるつもり。
私、ある資格をとって独立開業したいから
そのために、力をつけたいと思っていて
今回入社した会社とその資格は
まったく異業種なんだけど
営業力が必要な仕事なので
今回入社した会社で身につけたい。
 
にゃんことずっとつきあってくには
私は稼げなくちゃいけない。
別に、にゃんこに貢いだりするわけじゃないし
今まで食事代とかで私が出したことはない。
でも、結婚するとか将来とか考えると
にゃんこの職業のことを親に言えない。
絶対に心配させる。
私がしっかりしてれば
「あんたなら大丈夫やね」って
言われると思う。
私も自信を持って「大丈夫」って言いたい。
 
好きなのに別れなくちゃいけないなんてことに
もう二度となりたくない。
 
もしも、もしも、もしもの話
にゃんこと別れて、別の人生になっても
私さえしっかりしてれば
誰と付き合ってもやっていけると思う。
(今はにゃんこと別れるつもりはまったくないよ)
 
私の中で、入社の動機ははっきりしてたけど
当然、面接ではそのことは言わずにおいた。
言い方を変えて
「生き生きとした女性になりたいです。
そのために、プロ意識を持って仕事をしたいです」
というような内容で伝えた。
 
私、にゃんこの元彼女に負けたくないし
二人でしあわせになりたい。
だから、私、がんばる。
にゃんこもがんばってるから
私もがんばる。


あこ |MAILBBSHP

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