いつも一緒に寝るのに一緒にいないから なんだかさみしいなって思うのは 私だけじゃなくて良かったと思った。 にゃんこは22時から1時間おきくらい電話してきた。 お仕事で、どうしても抜けれないけど たぶん、にゃんこはにゃんこなりに 私のことを心配していて 不安に思っていて そしてたぶん、さみしかったんだと思う。 自分は仕事だけど 私は自由の身だからね。 何したって私は自由なんだけども 男友達とはもう遊べない。 にゃんこは福岡に知り合いが少ないけど 私、にゃんこの友達にけっこう会ってるから どこで誰に見つかるかと思ったら どこでどうつながりがあるかと思うと 恐ろしくて遊ぶ気になれない。 にゃんことは絶対に別れたくないから。 にゃんこんちの合鍵を まだ作ってなくて 今日は私が鍵を持ったままだったから 「鍵、そっちまで持って行こうか?」って言ってみた。 ちらっと会う口実に。 にゃんこは泊まり明けはイケメンくんちに泊まるから 「いい」って言ってたくせに 結局2時頃になって 「おまえ、まだ寝らんの?」って 私が寝ないで何してるのかが気になったみたいで 「どうせ寝んのなら、鍵、持ってきて」 って言った。 それで、「鍵を持って行く」って口実で コンビニの駐車場で5分だけ会った。 うちからにゃんこの仕事先までは車で10分ちょっと。 にゃんこんちに行くよりずっと近い。 にゃんこは「コンビニに行ってくる」って言って 仕事をちらっと抜けてきてたみたい。 にゃんこは今日はスーツでお仕事に行ってて 暑かったからか、ジャケットを脱いで ネクタイもはずしてて ワイシャツにスラックスでいた。 いつもジーパンにTシャツだから なんだか新鮮。 コンビニなんかで夜中にちらっと会うのだって すごく新鮮。 2時なんか、私たち二人にとっては 真夜中でもなんでもない時間。 いつもなら、まだまだ起きてる時間。 なのに、離れていて、いつもと違う場所で 二人っきりで会ったからか なんだか、真夜中って感じがした。 にゃんこがワイシャツを着てたせいもあるかも。 コンビニについたらにゃんこは私を見て 「なんでそんなよそいきの格好よ」 って、ふざけてにらんだ。 「にゃんこに会うから♪」って言ったら にゃんこ、喜んでた。 調子に乗って「かわいい?」って聞いたら 「かわいい」って言った。 うひ。 鍵を渡してから 「何か買っちゃるけん、コンビニ行こうぜ」 ってにゃんこが言うので店内に入った。 適当に買い物して 「じゃ、おまえ、どこにも寄らずにまっすぐ家に帰ろよ。 家に着いたら、家の電話から電話しろ」 ってにゃんこが言って 私の首にするっと腕を回してチュってした。 ウッキャー!! コンビニの駐車場でキスしちゃったです。 絵にならない二人でごめんなさい。 まばたき2回くらいのほんの一瞬の出来事だったから たぶん、誰も気付かなかったと思う。 私、もうどっきどき。 くらっとした。 キスなんか、もう何十回もしたし 毎日毎朝毎晩してるくせに 今日の『チュッ』は刺激的過ぎた。 にゃんこったら かっこつけなんだから♪ 約束通り、家に着いてからすぐ 家の電話から電話した。 「明日おまえ仕事やろうが。早く寝ろよ」って言われた。 あんたいっつも私をつきあわせて 夜更かしさせるくせに、と思いながらも 心配してくれてるのがうれしくて 「にゃんこが心配するからもう寝ます」って言った。 にゃんこに会ったら、よけいさみしくなって 眠れなくなってしまったじゃないか。 でも本当にもう寝よう。 今日は3日分の日記も書いたし もう書くこともつきてしまった。 今日のコンビニのキスを100回くらい エンドレスリピートで何回も思い出して 寝ようと思います。 おやすみなさい。
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