昨日もケンカした。 前回が1回目なら、今回は2回目のケンカ。 今回のケンカはかなりやばかった。 別れそうとかそういうやばさじゃなく 「この人、怒らせたらこわーーっ」って思った。 いや、怒らせたら怖いだろうなって わかってたんだけど 慣れってのは怖いもんやね。 「怒らんかな?」って甘さがあったかも。 前回のときもにゃんこは怒ってたけど 「帰れ!」って言っただけだったから 別に怖いとか怖くないとかそういうんじゃなかったけど 今回は恐怖を感じた。 殴られるかなあと思った。 ことの発端はにゃんこが飲みに行ったこと。 別に飲みに行くのは仕方ないから それはそれで良し。 にゃんこはお仕事上 どうしても男同士のつきあいってのが とっても大事だから おねえちゃんのいる飲み屋に みんなで遊びに行くのは なんて言うか、もう、付き合いだから仕方ない。 それは別にわかってるし 昔の彼氏とかにも、そこまでイチイチ言ってない。 でも、なんて言うか 「まあ、遊びだからね」と 何でもかんでも許したり理解したりする そういう、なんていうか いわゆる「オトナの女」になろうなんて 全然思ってない。 そういう気はさらさらない。 今までは違ったかもしれないけど にゃんことつきあう上では そういう女になるつもりはない。 わがままだろうがなんだろうが イヤなもんはイヤだと言っていくつもり。 にゃんこは私を納得させる責任があるはずだと 私は勝手に思ってる。 「イヤだけど許してるんだからね」 ってことにしておきたいわけ。 だから私はにゃんこにも前もって 「私は遊び人の男の人は嫌い。 にゃんこがそういう人なら、にゃんこのことキライになる」 って言ってあるし にゃんこのほうも、遊ぶ女はキライって言ってて ある意味、お互いにその辺は束縛してる。 逆に、私自身も、にゃんこから 「コンパもつきあいだから仕方ない。 行っておいで」 なんてことを言われたいとも思わない。 ダメなもんはダメ。 嘘をつくなら、突き通す覚悟で遊んでもらわないとね。 疑ったり不安になったり そういういやな気分になりたくないもん。 私だって、今後男友達と遊ぶことがあったとしたら 絶対に嘘を突き通すし 不安にさせるようなことはしないつもりでいる。 ばれたらそれなりの罰があるだろうってことは 覚悟の上で。 それはお互い様よね。 友達だからいいとか 遊びだからいいとか 浮気だからいいとか そういう問題じゃない。 不安にさせたり、そういうのが良くないってこと。 もちろん、相手のせいばかりにするつもりはないよ。 でも、二人でつきあってるんだから 「つきあおう」って決めた時点で どっちか一人だけが悪いって事はないよねと 私は思う。 男同士の遊びのつきあいというか流れで 居酒屋で適当に飲んだら じゃあ、次はどこに行こうか? 飲み屋行く? 行こっか♪ ・・・みたいなのはあるだろうし そこで 「いや、オレ、女がおるから帰るわ」 なんて言うと、たぶん、 にゃんこのこと誰も誘ってくれなくなるかなあとは思う。 今でさえ、前に比べれば、だいぶ誘いが減ったと思う。 前はにゃんこ、男友達からのお誘いの電話が じゃんじゃん鳴ってたのに 最近は全然鳴らない。 みんな、にゃんこが私といっつも一緒にいると思ってて 誘わなくなってる。 私、にゃんこの友達や先輩のほとんど全員に会ったし にゃんこが男友達とか先輩と一緒にいるときも 私と電話したりしてるのをみんな知ってるし にゃんこ自身、「今日は帰ります」とか 飲み会の途中で抜けて帰ってきたりしてるから たぶん、周りも 「つきあいはじめだからね」って 気を使ってくれてるんだと思う。 昨日はたまたま、にゃんこと二人で焼肉食べてたら そこへにゃんこの男友達二人組みが 「どこおる?」って電話してきて それで合流して、4人でご飯食べて その後、男連中は 飲み屋に飲みに行こうって話になったから 「私、帰っとくから大丈夫よ」って言って 先ににゃんこの家に帰って にゃんこは男3人で飲み屋に行ったの。 そりゃあ、私も行かせたくはないけど 友達二人から 「ちょっと借りるね。ごめんね」とか言われたら 「どうぞ」としか言えない。 一緒に着いて行ってもおもしろくないし それに、私、疲れてて眠たいし。 にゃんこの部屋で一人で待ってたら 2時間くらいしてにゃんこが帰ってきた。 口笛吹きながらかなりルンルン。 「口笛なんて吹いて、ごきげんやね」って言ったら 「口笛なんか吹いてないよ〜」とか なんだかごきげんなわけ。 なんか、私むしゃくしゃした。 「そう言えば、イケメンくんが ○○の店がどうのこうのって言って 『あ、これは今話したらまずいですね』とか なんか言ってたけど、あれって何の話?」 って、やめときゃいいのに やぶへびをやっちまった。 そりゃあ、にゃんこも 痛い腹をさぐられればいい気はしないし おまけにいい具合に酔ってたから 勢いもあったみたいで逆ギレ。 逆ギレされたら、ますますあやしいやん? そこで、さらに私はつっこんだわけ。 つっこめばつっこむほど にゃんこはキレてった。 どんどんテンションが上がってるのがわかったけど 私も負けず嫌いだし そこまでいったらさすがに引けないし 売り言葉に買い言葉で言い合い。 「ごちゃごちゃとへりくつばっかり言うな!」 「へりくつなんか言ってないよ。 ごちゃごちゃとごまかしてるのはにゃんこのほうやろ!」 そういう具合に、「言った」「言わない」で 大もめにもめた頃に にゃんこの怒りは頂点に達したらしく 途中からどなりだして 最終的にはテレビのリモコンを壁に投げた。 そのあたりで、私も「やべぇ」と思って これ、どうやって収拾つけようかなあと思ってきだした。 にゃんこはもうブチキレ。 今までの彼氏にだったら 負ける気がしなかったけど にゃんこには勝てないってわかってる。 途中から目を合わせるのも恐ろしくなってきて 顔をまともに見れない。 こんなのは久し振りの恐怖。 私はにゃんこにこう言った。 「にゃんこが飲み屋に行くのはつきあいだから 飲みに行くなとは言ってない。 飲み屋に行っても女の子と仲良くならんでいいやろ? ってことが言いたいだけ。 私が仕事に行っても 職場で男の社員と話すことがあったにしても プライベートまで男の社員と仲良くする必要がないのと それは同じやろ? にゃんこが飲み屋の女の子と電話交換したり 仲良くしたりするのも仕事って言うんなら 私も考えさせてもらう」 「考えるって何を考えるん?」 にゃんこはどすのきいた低い声で聞いた。 完全に怒ってる。 マズイ。 私は黙ってた。 そんなの言えるわけない。 「別れを考える」に決まってる。 言ったら終わりと思ったから とりあえず黙ってた。 私は何も言えないから黙ってる。 にゃんこは 「それは脅しやろうが!」ってキレた。 「おまえは何が言いたいんか。 どうしたいんか。 言いたいことがあるなら言ってみろ!」 ってどなりあげた。 にゃんこのほうが絶対脅しやんか。 でも、とりあえず 「別れを考える」ってことが にゃんこにとって「脅し」になるってことは 私とは別れたくないってことやねって理解した。 私に残された道はひとつ。 ここはもう泣くしかない。 そこで号泣。 うえーーーん、です。 お布団にうつぶせにつっぷして わんわん泣いてやりました。 にゃんこ、そこでやっと冷静になったのか 私の頭をよしよししながら 私が泣きやむように 「おまえのことが大事じゃなかったら こんなに毎日一緒におらんやろ?」とか 「この部屋、ピンク色やんか? 布団のカバーも何でもおまえが選んだやつやろ? おまえの物もいっぱいあるやろ? どんどん増えていきようやろ? なんでそんなに心配せないかんの?」 って言って、一生懸命慰めてくれました。 一件落着♪ 以後、ケンカには気をつけようと思う。
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