昨日、会社が終わってから にゃんこがにゃんこの後輩と一緒に 私をお迎えに来てくれた。 にゃんこの後輩が臨時収入があって ご飯ご馳走してくれるらしくて。 焼肉、行って来ました。 そこまでは良かったんだよね、たぶん。 昨日はにゃんこの後輩から 叱られました。 お説教くらいました。 にゃんこのことを束縛したらダメとか そういうようなこと。 にゃんこの後輩、3歳年下だけど すごくしっかりしてて お兄さんみたいな感じで すごく性格も良くて大好きだし、仲良し。 仲良しだから、たぶん しかられたんだと思うから (すごいプラス思考) 素直に「ごめんなさい」って言った。 そのときはまじめな顔で怒られたから どんな顔していいかわからなくて どんな顔してたか自分でもわからないけど にゃんこは 「納得してないね」って私の顔を見て笑った。 「そんなことないよ」って私が言うと 「顔見りゃわかるもん」って笑った。 なんかおもしろくなくて 私、ずーっといじけてすねてたら にゃんこがいろいろご機嫌とりしてくれてたけど でも、なんかなんか、おもしろくなくて とうとう、寝る前になって爆発。 まあ、爆発って言っても 今までの彼氏のときみたいな爆発はしなかった。 そこは自分でもびっくり。 私、にゃんこのこと、本当に好きなんだなって思った。 これ以上すねたらにゃんこも怒るよなとか そういうの、考えてるし、われを忘れたりしない。 キレない。 やけになって「別れる!」とかも言わない。 まあ、「別れる!」とかは にゃんこには通用しないから 「もう会わない!」とか 「帰る!」とか 「もういい!」とかになるんだろうけど そういうことは、心の中で言っても 口に出すことはできない。 にゃんこには言えない。 だって、もう会わないなんてイヤだし 帰りたくないもん。 「もういい!」なんか、絶対に思わない。 イヤなら、もう会わなければいい。 好きだから、一緒にいる。 ただそれだけのことよね。 わかってるよ。 でも、私、『彼女』ってちゃんと言われたい。 そのことで昨日はにゃんことケンカ。 ケンカって言っても 私が一人で怒って、すねて、いじけて にゃんこはそれを見てただけ。 「『彼女』になったら何か変わるんか?」 にゃんこはそう言った。 何も変わらないと思うよ。 そんなのわかってるけど だったら、彼女でいいでしょ?ってのが 私の言い分なんだけど 私はにゃんこにはそうは言わない。 というか、言えない。 どうして彼女じゃないのか 理由は何回か聞いたけど、毎度同じ。 にゃんこは本当のことを言ってないと思う。 たぶん、別の理由があるんだと思う。 なんかわけがあるんだと思う。 でも、それを私に言うつもりはないんだとも思う。 だから私、すねていじけて、黙ってた。 何も言えないで 何も聞けないで 黙ってるしかできなかった。 にゃんこはそんな私の気持ちはお見通しだったと思う。 私がずっとすねてたら にゃんこは私をぎゅってして 「おまえはそんなに彼女になりたいん?」 って、やさしく聞いてくれた。 でも、私、気分的に「うん」って言いたくなくて 「もういいよ。彼女にはならなくていい」って言った。 私の本音は、彼女じゃなくたっていいのはいい。 にゃんこがちゃんと私を好きでいて 大事にしてくれてるのは十分わかる。 私が気になってるのは 彼女になるかならないかのことじゃなくて どうしてにゃんこがそうまでして 「彼女」ってくくりにこだわるかってところ。 その理由が気になるだけ。 私のこと、ちゃんと好きじゃないの? 元彼女のことが忘れられないの? なんで? どうして? ・・・それを解決したいだけ。 毎日一緒にいるし 会社にも送り迎えしてくれるし お金だって出したことない。 にゃんこの周りの人だって 私のことをにゃんこの彼女だと思ってる。 他に女がいたとしても 約1ヶ月、毎晩私と一緒にいるから 会うひまなんかないやろ?ってにゃんこが言ったけど 本当にそのとおりだと思う。 他に女がいる気配はまったくない。 だからよけいに、どうして?って思う。 どうして私が彼女じゃダメなの?って思う。 とうとう私、歯がいくなって泣きだした。 もうすでに、ただのだだっこ。 帰ろうかなと思ったけど にゃんこは「逃亡するなよ」って言って 私をぎゅってつかまえてた。 何もかもお見通しなんだなあと思った。 しばらくしてから 「おまえのことちゃんと好きやけ」 ってにゃんこが言った。 そんなのわかってるよ。 ちゃんと好きなのに、どうして彼女じゃダメなの? そう思ったけど、言えなかった。 理由が知りたいはずなのに はっきりするのが怖かった。 にゃんこが言わないってことは たぶん、私が聞いて、喜ぶ話ではないんだと思う。 私もにゃんこも楽しくない気分になる話なんだと思う。 そう思うと、聞けない。 そのまま一緒に寝て、普通に朝起きて いつもどおり。 ケンカしたせいで、寝るのが遅くて すごく眠たかった。 にゃんこは「おまえが悪い」って笑った。 昨日、にゃんこの後輩にも同じことを言われた。 私が悪いんだろうね、きっと。 私がにゃんこを好きになったのが悪い。 そういう人を選んだ私が悪い。 だけど私、後悔してないよ。 たぶん、これから先も後悔しないと思う。 一緒にいられるだけでしあわせだと思うほど好きな人と 毎日一緒にいられた、そういう思い出は これからも大事にしたいと思う。 それに、今の仕事も にゃんこがいてくれるから楽しい。 会社に送ってくれたり 迎えに来てくれたり 朝、起こしてくれたり 夜、早く寝るように心配してくれたり そういうのがすごくうれしいから。 どう考えても 私の今の生活にはにゃんこは必要だし にゃんこがいることで 私にとってマイナスなんか、ひとつもない。 彼女じゃないことがマイナスになってることも ひとつもない。 むしろ、プラスになってる。 それが現実。 それはまぎれもない事実。
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