面接、見事に落ちました。 やっぱり15分遅刻したのがまずかったのでしょうか。 それとも、遅刻云々ではなく 「私」って人のことがやっぱりダメなんでしょうか。 面接で落ちるとへこむねえ。 ひさびさ落ちた。 なんか、私を全否定されたって感じ。 しかも、あの、あやしい会社に落とされるとは らぶらぶでアホアホ全開の私もさすがにこたえた。汗 にゃんこに「見事に落ちた」って話したら 「そかそか。ゆっくり探しーや」って。 にゃんこが居てくれて良かった。 私も誰かが面接に落ちたら、そうやって励まそう。 **** にゃんこは火曜日に福岡に帰ってきました。 それから当然、毎日一緒。 昨日、にゃんこと一緒にいるときに 5年前の元彼から電話があって またもや「彼氏と一緒にいる」と言いました。 元彼は 「このあいだ別れたって言ってなかった?」 って言うので 「その人は別れて、別の彼氏ができたらしいよ」 って私は言った。 電話を切った後、にゃんこがなんだか様子がおかしかったので 何も聞いてこないけど、言ったほうがいいかなと思って 「さっきの電話ね、5年前に別れた元彼からやった」 って話した。 それから、別れたときの話とかをちらっとした。 ついでのついでに、他の彼氏との別れた理由とかも話した。 その話の中で 「2年前に2年半つきあって別れた彼氏のときは その彼氏が仕事が忙しかったけん 男友達と遊んだりしよったよ。 一応、彼氏にも『○○と遊んでくる』って 本当のことは話しよったけど」 って私が言ったら、にゃんこは 「じゃあ、オレも女友達と遊ぼーっと」 って意地悪を言った。 「ダメよ」 って私が言ったら 「おまえが男友達と遊ぶならオレも遊んでいいやろ?」 って言うので 「私ももう遊ばないから、にゃんこも遊んじゃダメ」 って言った。 「女友達とかおらんけん、遊ばんよ」って。 にゃんこに言われたら なんとなく、素直になれる。 そう言えば昨日もそうだった。 いつもなら私、強がりで意地っ張りだから 甘えたいときに素直に甘えられずに わざといじけたり、拒絶したりして かまってくれるのを待ったりするんだけど そんなことしないで、素直に甘えた。 強がってそんなことしたって にゃんこは引き止めてくれないって わかってるからそうするのかもしれないし 甘えたら、にゃんこが受け止めてくれるって わかってるから安心して甘えられるかもしれないし とにかく、その理由はよくわからないけど 私にとって、にゃんこってそういう人。 昨日、ついでのついでに また、彼氏とか彼女とかのカタチの話になった。 私はまだ、にゃんこから『彼女』って認められてない。 私は人に『彼氏』って話しても良いんだけど にゃんこは『彼女』だと思いたくないらしい。 にゃんこの後輩でさえ、私に会うと 「奥さん、こんにちは」って冗談を言うし にゃんこの先輩も 「おまえの女は毎日一緒やね」って言うし にゃんこはにゃんこで 「女がくるので帰ります」って言って 飲み会も出ずに私が来るのを部屋で待ってる。 他に女もいないし、毎晩にゃんこんちに泊まってるし いつも一緒にいるのに それでも彼女じゃないらしい。 この状況で、私のことを彼女だと思ってないのは にゃんこだけ。 よくわからんけど、とにかくそう。 はじめは気にしてたけど、最近どうでも良くなって その話は出さないようにしてた。 理由は前に聞いた。 彼女になると、心配してしまうから、だった。 一緒にいないときに、何してるんだろうって ずーっと考えてしまうのがイヤだって言ってた。 たぶん、にゃんこは私と同じで すごくやきもち焼きでさみしがりやなんだと思う。 でも、照れ屋で、上手く気持ちを伝えられなくて 自分の気持ちも上手くコントロールできなくて だからきっと、彼女だと思わないほうが 上手く行くと思ってるんだと思う。 私も、前はそう思ってた。 『彼氏』よりも『男友達』のほうが 距離がとりやすくて、わがまま言い過ぎなくて 彼氏にも男友達みたいにできれば もっと上手に恋愛できるのにって思ってた。 にゃんこに聞いて確かめたわけじゃないから 本当の理由は違うのかもしれないけど 私は勝手に、にゃんこの気持ちをそういう風に思ってる。 勘違いかもしれなくて 思い込みかもしれないけど ただひとつはっきりしてることは にゃんこは私を大好きだし大事だし 私もにゃんこが大好きで大事。 それだけわかってれば 理由なんかどうだっていいし カタチなんかなくったっていい。 でもやっぱり、私もカタチにはこだわってしまうので 「指輪が欲しい」ってリクエストした。 来月、私の誕生日だから、買ってくれるみたい。 昨日はついでに 「指輪はおそろいがいい」とか言ってみた。 「2個買うなら、倍お金貯めないかんやんかー」って にゃんこは笑った。 「300円の指輪を買っちゃる」とか言うので 「うん。300円でも何でもいいよ」って私が言ったら 「本当に300円の指輪買ってきたら おまえ、悲しいやろ?」ってにゃんこが言うから 「ううん。悲しくないよ。何でもいいよ」って私は言ったけど たぶん、にゃんこはちゃんとしたやつを 買ってくれると思う。 にゃんこが前の彼女と別れた理由を 確認の意味で、また聞いた。 にゃんこは元彼女のことを忘れられないから 私とつきあわないんじゃないかと思って。 にゃんこと元彼女は7年のつきあいで 途中、何度か別れたり戻ったりしたらしい。 別れたりしたときは、他の女の子と遊んだりしたけど つきあってるときに浮気をしたことは ないって言ってた。 元彼女と別れて2年。 元彼女は関西にいる。 福岡からは距離がある。 でも、戻ろうと思えば、戻れる。 私は不安になったから 「元彼女とまた戻るかもしれない?」って聞いた。 「元彼女とはもう戻らんよ。 オレは結婚したら、田舎で暮らしたくて 地元に帰ろうと思っとうけど 彼女は田舎はイヤやし、地元にはもう戻らんって。 そこから、完全に違っとうから もう戻らんよ」 しつこいかなと思ったけど 私はまた聞いた。 「そんなの、どうとでもなるやん?」 「オレは結婚したら地元に帰るって決めとうし あいつは地元には戻らんで、東京に行く。 あいつは仕事に夢中」 ちょこちょことした話を聞いている限り にゃんこの元彼女はしっかりした彼女だったみたい。 彼女はにゃんこに束縛も干渉も あんまりしてなかったっぽい。 たくさん聞きすぎると 私はやきもちをやいて自爆してしまうから あんまり聞きたくない。 聞きたいけど、聞きたくない。 私は2年前に別れた元彼のことを思い出した。 私は彼氏の地元にはついていかなかった。 その元彼は去年の10月ぐらいに 地元で彼女ができた。 そのときに元彼に 「その彼女と結婚するの?」って聞いたら 「たぶんね」って言った。 そのときは 私のことなんか、もう過去なのねって すごくさみしくなった。 **** にゃんこは 「今度、オレの地元に一緒に行こうか」って 昨日もまた言った。 一昨日は「結婚しよっか」って言った。 彼女にはしたくないくせに どうして結婚よ。 変な人。 嘘でもうれしかったから 「うん。結婚する」って言った。 にゃんこは「ホントにオレと結婚してくれる?」って聞いた。 「うん」って答えた。 『嘘』っていうと変ね。 深く考えずに、ただ、「ずっと一緒にいたいな」って 思ったんだと思う。 なんとなく、「結婚したいな」って思ったんだと思う。 私も同じ気持ち。 ちゃんとまじめに考えたら 結婚ってすごく重たいし それに、私とにゃんこにはいろいろ事情があるから 実際、結婚するって、簡単じゃない。 うちのお父さんなんか、間違いなく反対するだろうし だいたい、すでに妹に反対されてる。 だけど、なんていうか にゃんこと同じ気持ちだったことが すごく、うれしかったの。 にゃんこだって、わかってるはず。 たぶん、同じ気持ち。 だから、余計、彼女にはしたくないんだとも思う。 別れなくちゃいけないなら カタチなんか、作らないほうがいい。 あくまでも「たぶん」だけど にゃんこはそう思ってると思う。 別れるつらさを経験してれば 慎重にもなる。 私、にゃんこのことをちゃんと好きだからか たまたま、にゃんこがそういう人だからか 私にはにゃんこの気持ち、すごくわかる。 わかるのか、ただ、信じたいだけなのか そこは微妙なんだけど、どっちだっていい。 にゃんこは私の気持ち、わかってるのかな。 わかってくれてなくてもいい。 こんなに好きになれたからしあわせ。 今だけかもしれなくても 思い出にしかならないとしても 私、大事にしたい。 こんなに好きになれる人、もういないと思う。 にゃんこの地元、いつ連れてってくれるのかな。 私の仕事が決まってからがいいな。 だって、お姉ちゃんたちに会ったときに 仕事してないと、自己紹介しにくいもん。 楽しみなような、怖いような ちょっと複雑な気持ち。
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