ユノカのフツツカモノ日記
ユノカの32%ハイリターン日記。

2007年03月22日(木) 魔法のぼうし。

ただいまです。

昨日映画を観にいってきました。ドラえもんの。
水曜レディースデーということもあり、お子さん連れのお母様方が盛りだくさんの中、
相棒のNくんと果敢にも2人で観てきました。
歓迎会の待ち合わせ場所で大スクリーンで宣伝してたのを食い入るように見つめてる姿を見られ
誤魔化すこともできずなんとなく流れで一緒に行くことになってました。
ていうか案外ほんとは自分がめっちゃ見たかったんじゃなかろうか、と推理してみる。
見たいけど男一人では絶対恥ずかしいし、まだ女連れなら渋々連れて来られたと装える・・・!みたいな。
まあいいですけど。私はドラえもんを見れたらいいし。ダシでもいいけど。

おもちゃだけは渡さなくてよ・・・!!!(くわっ)

映画を観る事が第一ミッションですがもう一つ・・いや正確にはもう二つ私にはすべきことがあるのです。
その内の一つはドラえもんを観にいくと劇場でもらえるというおもちゃ。
これをヤツの分含め2つ頂こうと目論んでたわけですよ。
そこで私は綿密に計画を練り(いつものごとく大した計画じゃない)実行に移したわけです。

まず映画のチケットはネットで座席指定で買ってたので着いたらカードを通すだけで発券される。
なのでおもちゃを貰うにはわざわざ窓口へ行き「おもちゃ下さい。」と言わなければならず
かなりの羞恥プレイ度である。
しかしそれを逆手に取り、私がチケットを2枚持ち、もぎりのお兄さんに見せて館内へ入り、
座席に座ると同時に「トイレ行くの忘れてた。」と席を立ち急いで窓口へ戻る。
そしてチケットの半券を2枚見せて「おもちゃ下さい」と言い、まんまと2個ゲット。
素早くカバンに入れてトイレに行ったフリして席へ戻る。
こうしてバレることなくおもちゃ2つゲットして、もう一つのミッションは帰りになんだかんだ理由つけて
クリアすればいっかーへへへ☆と悦に入った瞬間。

Nくん:「おもちゃは貰えましたか?」

・・・。
・・・・。
・・・・・。


バババババレてるー・・・!!!!

ななななななななななんでバレてんのォォォォォ・・・・!!!
これだから何でも見通すコーディネーターは嫌なのよ・・・!!!
私の綿密なる計画がァァァァァ・・・!!イヤダ・・・!!これはアタイのだ・・・!!
私がプライドをかなぐり捨てた羞恥プレイの果てに手にしたドラえもんだぞ?!
お前これ貰うのにどんだけ私が恥ずかしかったか分かるか?!
わざわざ館内に入ったのを出てきて半券みせてわざわざ窓口にまで行って「下さい」って言ったんだぞ?!
お姉さんに「え?!わざわざ貰いに来たの?!」ていう笑いを噛み殺した顔で渡されたんだぞ?!
絶対やらねえ・・・!!!

そもそも一つは彼が手にする権利がある、という事実を完全に頭の中から消し去り、
警戒心を剥き出しにして渋っていたら「心配せんでも2つあげますから。見せて欲しいだけですよ。」
とアッサリ言われました。
(恥ずかしさ倍増・・・!!)
落ち着いて考えてみるとコーディネーターじゃなくても、ハッピーセットの前科があるので
私がおもちゃを欲しがっていること、さらにそのおもちゃを独り占めしようとしてることは明白だったのかな、と。
何にせよ無事に守りきることが出来たので記念に激写してみた。



帽子の部分をクルッと回すと下がローラーになってて前に進むんだぜ!
遊び倒して一つが壊れてももう一つあるんだぜ!
しかも顔が違うんだぜ!

そんで「トイレに行く」と言って消えたNくんが手にして帰ってきたもの・・


ポップコーン入りドラえもんのバスケット・・・!!!
ふたが魔法の帽子型になってるんだぜ!!

こここここれは・・・・!!!!最後のミッションで何とか手に入れようとしてたモノではございませんか・・・!!
しかも食べ終わったあと綺麗に使えるよう、バターをかけないでいてくれるという配慮つき・・・
・゚・(ノД`;)・゚・ありがたや〜・・・
コーディネーターもいいやつがいるもんだ・・・ナチュラルもコーディネーターも同じ人間だもんな・・・・
(こういう時だけ?!)
中身のポップコーンはお腹いっぱいであんまり食べれなかったので、家でチマチマと有難く食べさせていただきます。
今回は心からありがとう、と言わせてくれ。ほんとにありがとう・・・!!

そして肝心の本編ですが・・・・
プロの声優さんに演じてもらって下さい。
ほんと、ストーリーや絵の感想云々の前にまずこれです。
今は色々と大人の事情で宣伝の為、タレントさんが声をあてることは当たり前だし
商業ベースで考えると仕方ないことだとは思うけれども。
思うけれども。
使うならもっとマシなの連れて来いやァァァァ・・・・!!!と声を大にして言いたい。
チョイ役ならタレントを使ってもまだ誤魔化せるけど、メイン(名指しで言うなら美夜子さん)
があれじゃ話にもならない。
申し訳ないけれども彼女の母親役のタレントさんも聞くに堪えない演技だった。
今どきタレントさんと言えども上手な方は山ほどいらっしゃるし、それなりに聞ける方はたくさんいる。
でも・・・ぶっちゃけ今回のドラえもんはヒドイよ。
子供向け映画だからってあんまりだ。

子供の頃、もう20年以上も前に見た映画が面白くて今でもストーリー覚えていて大好きだからこそ思い入れがあって
余計聞くに堪えないと思ってしまう部分はあるかもしれないけれど、差し引いてもこのクオリティはいかがなものかと。
ラストの母娘のシーンなんて泣きそうになったよ。色んな意味で。

ストーリーは・・・うーん・・・昔のを細部に渡って覚えているわけじゃないので説明し辛いんですけど、
削りすぎた部分が多く、また余計なものを入れすぎた感じがする。
見せ場をさらっと流しすぎてると思うし、もっと大事なエピソードがあったと思う。
リメイクだからと言って前と全く一緒ってわけじゃないとは思うけど、もう少しなんとかならなかったのかな。

やっぱ美夜子さんの印象が違う。演技が一番違うんだけど、映画の中の演出の仕方にも違いがあると思う。
もっと凛としててかっこよくて、でも優しい女の子だったのにそういうとこが生かされていない。

すごく残念だなー・・・。大好きな映画だっただけにほんとに残念。
大好きだからこそリメイクは観にいくもんじゃないのかもしれない。
今回つくづく実感した。
よし。昔のをもう一度観よう。なんかこう胸の中のモヤモヤーっとを解消させたい。

(大好きだったお祖母ちゃんに妹と一緒に連れて行ってもらった思い出の映画なんです。もう22?23?年前になるんですけど。あの頃のオマケはやっぱり魔法の帽子でした。今はすごくいいおもちゃだけど前のは紙の帽子なのに嬉しかったなー・・。)


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