ユノカのフツツカモノ日記
ユノカの32%ハイリターン日記。

2006年12月08日(金) 相棒はコーディネーター。

最終報告会議も終わりホっと一息です。
ただいまです。

昨夜なんて緊張しすぎて早々にぐっすり寝ちゃいましたよ。
起きてたら色々と不安になってくるし、こりゃもう寝るしかねえな、と。
取りあえず無事終わったっぽいのでよかったです。(っぽい?!)

そして今日の為に先週1週間ほど合宿をしていたわけなんですが、こないだも書きましたが
めんたま飛び出たことがたくさんあったんですよこれが。
N色のコルダもねー、ほんと驚いたんですよ。
翌日の昼休みに携帯からポチポチここに(フツツカモノ日記に)叫びにくるくらいだったんですから。
ありとあらゆる面で驚かされた。

がしかし実はもっと衝撃的なことがあったんです。
それは合宿初日のことでした。
Nくんの部屋に帰るとスーツとネクタイだけ外して(もちろん熱い視線を送った)ワイシャツの袖を捲くるやいなや
「テレビでもみといて下さい。」と言ってキッチンへと消えるんですよ。
お茶・・・でも淹れてくれてるのかしら?と思ってしばし言われたとおりテレビをボーっと見てたんですけど、
一向に戻ってこないんですよ。
こちとら夕飯どうするかを相談しようと思ってたのに何のん気に茶ァ淹れとんじゃい!
とソワソワしてたんです。

あ、ええと。
今までちょこちょこっとしてた合宿ってね、会社の帰りにご飯を食べて帰ってたんですよ。
とにかく時間がない・・・!っていう切羽詰った状況だったし、手早く食事を済ませてとっとと帰って
とっとと仕事に取り掛からねば!って感じだったんです。
でも今回は充分時間も取ってるし、何より1週間の長丁場なので外食が続くのはヤダなー・・・
と思ってたんです。
えー・・?これ下手せんでも私が料理作らなあかんのちゃうのー・・・?チッ。
と、まあ心の中で盛大な舌打ちをしてたわけなんですけども。

一向にこっちに来る気配はないわ、何かカチャカチャと音が聞こえるわ、え?え?何なに?!お茶じゃないの?まさか晩ご飯作ってくれちゃう気?!ていうかラーメン?!それインスタントラーメンとか勝手に作ってやがりますか?!
と思ってキッチンを覗いてみたらアナタ・・・・!!!!いー・・!?

エ・・エプロンして包丁持って料理・・・して・・た・・・よ?


ごしごーし(目を擦ってみる)


間違いない。エプロンして料理作ってます。
その場でたっぷり数分は固まってじいっ・・・と見てました。
なんだろう。処理できない。私のちっちゃな脳ではもう処理できないくらい驚いてるわけです。
そんでしばらくしてハ!と我に返って取りあえずラーメンじゃないことだけは理解したので、
「何か手伝うこと・・・」と声をかけたら「おなか空いたんですか?もうちょっと待っといて下さいね。」って・・・
わしゃコドモか!(笑)

いや、もうこれは笑い事じゃない。明らかに笑い事じゃない。
言われたとおり部屋に戻り大人しくチンとこたつに入って待ってたんですがなぜだろう、
ずっと体育座りをしてました。

そして出てきたご飯を見て更に驚愕。
カレイの煮付け・ほうれん草の白和え・きんぴらごぼう・ごはん・お味噌汁
驚きすぎて声も出ないんですが取りあえずいただいてみた。
ちょっと本気でじわっときた・゚・(ノД`;)・゚・
驚きと、感動と、感嘆と、完膚なきまでの敗北感で。
おいしい・・・めっちゃおいしいんですよ・・・・!!!!
煮付けの味付けもちょうどいいし、きんぴらもこれまた濃すぎずレンコンとごぼうがいい歯ごたえで、
白和えもアクセントにナッツの砕いたのが入ってて最高においしいし、味噌汁はちゃんとダシの味がするし、
ごはんは私好みの固さだし・・・・なんかもう最高!!

そんでね。トドメです。手作りプリンでた。
ちょっと前に合宿してた時に夜中に急にプリンが食べたくなって「手作りプリン食べたいよぅー・・」
って呟いてたんですよ。
よくあることなんですけど、仕事中疲れてくると「アレが食べたい」「コレが食べたい」とか
言いながら手を動かすんですよ。(傍迷惑極まりないひとり言)
それをふと思い出したらしく、前日に作っておいてくれてたらしいです。
「お菓子は作らないんで初めてなんですけど・・・」とか言われてデザートに出してくれたんですけど、
ちょっとホロ苦い甘さ控えめなカラメルといい、卵と牛乳の優しい味のプリンといい、
なんていうかもう・・・・お母さんっ・・・・・

・・・。
・・・・。
・・・・・。


じゃなくて。
なんだこいつは。これはなんのいきものだ?
仕事が出来て、見た目もよくて、まあ・・・性格もよくて、それだけでも十分なのに料理も出来るだと?
絶対同じ人間じゃない。コーディネーターだと思う。(@ガンダム種)
そう。それも種を持つ選ばれたコーディネーターだ。
そうだ。それに決まってる。私はナチュラル中のナチュラルで、しかもカズイよりもっとナチュラル。
ゆえに私がNくんに比べ女として・・・というか人間として遙かに劣ってるように見えたとしても
それは全くもって致し方ないことであーる。何かの陰謀だ。

次の日のハンバーグも、その次の日の春巻きも、またその次の日のパスタも、何もかもがおいしかった。
手作りのミートソース。思い出しただけで涎が出そうなくらいおいしかった。
洗濯をしに帰ろうと思ってたけどその日の晩ご飯の献立が大好物の「春巻き」と聞いて、
あれだけ行く前に「私もこう見えて嫁入り前の娘だから下着は干したくない!」とのたまってたのに、
途端に手洗いを素早くしていそいそとベランダに一緒に干してました。
食欲が乙女のプライドに完全に勝った瞬間です。

そしてご飯の腕もお母さん級かと思えば、彼の存在そのものが「お母さん」だった。
疲れてこたつでウトウトしてたら「風邪ひくからベッドで寝て下さいよ〜」と何度も揺り起こされ、
お風呂からあがってパジャマでウロウロしてたら「早く上に何か着て下さい!」とすげえ怒られ、
髪の毛乾かすのが面倒で少しだけ(ほんのちょっとだけ!)手を抜いて乾かして出てきたら
「ちゃんと乾かさないと風邪ひきますって!」とドライヤーあてられそうになった。
(もちろん丁重にお断りして逃げた)

まさに日本の母。母親の鏡だね!
ていうかどんだけ私に今風邪をひかれたら困るんだよ(笑)
へーへー分かってますよ分かってますとも今やろうとしてたの!!
(親に怒られた時の子供の第一声)

まあこんな感じで所詮いやしい人間の私は食事に釣られ、完全に餌付けされ、
合宿生活を大いに楽しんでいたわけですよ。
そんでね。実感したよ。
頭では分かってたし、そんなん「常識」ってくらい知ってたつもりだった。
料理は最大の武器だな。
身をもって体感した。あー・・こりゃマジで料理上手な女の子に男は惚れるはずだわ。
スッゴイ男の気持ちが分かった。
けど反対にふと思ったんですけど。
今は女の子も「料理上手な男がいい!」って言う子も多いけど、それってある程度のレベルのことじゃない?
例えばカレーが作れるとか、チャーハンがうまいとか、風邪引いたときちょっとしたお粥を作ってくれたりとか。
なんかそういうレベルだとすごくみんな「イイ・・・!」になりそうだけどさ。
こりゃどうなんだろうか・・・と春巻きを食べながら、ついでに熱すぎて舌を火傷しながら思ったね。

とにかく「料理は大事だな」と痛感した合宿でもありました。
そして相棒が実はコーディネーターだったと知った合宿でもありました。

(来週の誕生日にはケーキを焼いてくれるそうです。まさかスイーツまで極めるつもりじゃなかろうな・・・・)


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