横浜へ吹く風

2005年05月27日(金) 「生」の質



5月24日撮影すう

父の病気が分かる前から父とは
「生」について良く話しました。

6年前に前立腺癌の疑いがあって針生検査という手術をしたときから・・
癌マーカーの値が濃くても数箇所にさした針に癌が当たらなければ
なんにもならない。

だから見つからないからといって100%癌ではないと言い切れない
ちょっと辛い検査でした。
その検査には2泊3日の入院が必要で・・・

今回も癌マーカーの値が濃くその検査をする前に
大腸のポリープが見つかって・・・
そのポリープが悪性で・・・

その時の血液検査の異常で父の厄介な病名が分かった。。。

年齢も年齢だから、入院はしないで投薬治療。
その治療も治る事がない病気なので進行を遅らす薬らしい。

父はよく人生80年だからあと7年だと言っていた。

あと7年だったのが、この病気でどのくらい短くなったのかな?
姉と電話しながら、本人には言えない事があるかも知れないから
病院に私1人でいって先生に聞いた方が良いんじゃないといっていたの。

あと余命何年?
色々調べると・・・4年とか・・・

もしかしたらもっと短いかも・・・

父が長生きはしたいけど、管を沢山通されてまでも長生きしたくないと言う。

「生の質」誰もが生きていくのに辛い思いをしながら
生きたくはないと思うの。

でも、その時になったらやっぱり生きてるだけでも嬉しいのかもしれない。

父が「死ぬ時はポックリ死んだ方がいいな、苦しむのは嫌だな」と言う

残された家族は、凄く辛いけど・・・
でも本人は?

父に「ポックリも良いけど、倒れてから1週間くらいがいいなぁ」とか話すの。

でも倒れる前に自分の命があとどれくらいか分かれば後悔しないように
色々できるし・・・

病名が分かった父は週に4回ほどやっていたゲートボールを辞めたの。
ゲートボールの審査員の資格も取ったのに・・・

週1回のカラオケは続けるらしいので良かった。

病名が分かってから、父は毎日毎日ワープロに向かって何か作っていたり
友達と出かけていたり・・・

私が知らないだけで、医者に余命を聞かされてるのかな?

怖くてとても本人には聞くことが出来ないけど・・・

北海道にいる姉を近いうちに呼んで、
父と姉と私の3人で温泉旅行にでも行こうと思うのです。



BBS

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