うららか雑記帳
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ようやくWILL第4章が終わりましたので、少し後書き代わりの雑感を記しておこうと思います。本編未読の方はご注意ください。
まず、暮れの押し迫った中での短期集中配信となってしまったことをお詫び申し上げます。 6節の出だしをどうするか迷っているうちに、どんどん尻が重くなりまして。面目ありませぬ。
執筆期間は2013年1月2日〜2015年12月26日(次回予告の部分と次章タイトル決定まで) 丸三年間ですよ。153KB、約5万字しかないのに。途中でいかに手を休めていたかの証拠が日数に如実に表れていますね……。 ちなみに1章はおおよそ71,000字、2章は62,000字、3章は104,000字でした。今までで一番短い章だったことになります。 もともとの構成では3章に入っていた内容なのですが、さすがに長くなりすぎるため章を分けたんです。 こうして数字を見ると、スライドして正解でしたね。3章だけ15万字オーバーなんてバランスが悪すぎる。
第4章 光と影は躍りさざめき
読んでくださった方はおそらくお気づきでしょう。 『光と影』はキリエとアリアであり、彼女たちが下した決断がもたらすプラスの側面とマイナスの側面でもあり、そして公人としての想いと私人としての想いでもあるのです。 どちらかというと内面描写の多い地味なシーンばかりでしたが、次のステップに進むためには省くわけにはいない部分でした。 私の小説、特にWILLは、世界観や設定がひどく凡庸で、いわゆるn番煎じと評価されるであろう程度のものですので、代わりにそこで生きる人々についてはできるだけ存在感を持たせて描き出していけるよう、力を注ぎたいと常々思っております(大言壮語)
お次は第5章。タイトルは『霞む道行きに踵を鳴らし』。 朧霞という語句を使いたくて最後まで悩みましたが、結局「霞む」で代用することに落ち着きました。 第6章『遙か先行きに瞳を凝らし』と一対になっています。 これからプロットの細部を見直しして、年明け早々には執筆に入る予定。
アリアと《クリスタロス》サイドを縦糸とすると、キリエと国政サイドが横糸。後者は物語が進むにつれて立ち現れて来て、次第に重要性を増しています。 こうした様相も長編ならではの醍醐味のひとつでしょうか。 そうそう、ジュムール皇国をはじめとする諸外国も書きたいですね。 最近皇国に併呑されたミンダスク自治区や、新興の貿易国家、宗教指導者が国家元首を務める宗教国家もあるんですよ。あと都市国家連合なんかも。 世界四大国については今後本編で書く機会があるかもしれません。 お題小説No.043『妾腹の王族』のように、ちょうど良いお題があればそちらで書こうとは考えています。
最後になりましたが、メルマガにイイネや拍手を送ってくださった皆様、激励ありがとうございました! 今後ともお付き合いの程よろしくお願いいたします。
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