うららか雑記帳
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2009年09月20日(日) オリジナルファンタジー創作設定バトン(1)


『WILL』改稿にあたり、小説の整合性を上げるために設定をもう一度詰め直してます。
しっかし、これがまた難航してまして。
「亜寒帯湿潤気候だからジャガイモと春小麦が生産できる」とか「ジャガイモは連作障害が起きやすい。となると栽培地はしっかり登録管理されているはずだ」、「肥沃な森や湖があるし、第一次産業は栄えているだろう」「島国だから『いま手元にある物を工夫して上手く使う』のは慣れている。加工技術には独特な特徴があるかもしれない』……
などなど、知識・情報をもとにあれこれ想像して、調べて裏付けを取り、全体としてなるべく齟齬のないよう固めていく。うーん、時間のかかる作業です。帰宅が夜中近くて普段は15分程度しか時間がないもんだから、なっかなか先に進まない〜。
いや、設定をポンとひとつ放り込むだけだったら何も悩む必要はないんです。設定と設定に関連性を持たせたり、その設定が他に与える影響を考えたりして深みのある世界を構築しようとすると、これはもう本当に難しいです。文化や風習、宗教、服飾、食生活。自分の引き出しの中身がいかにスッカスカかがよく分かりますね。
そんな無理に背伸びする必要ないだろー、とも思うんですが、こういうのをちゃんとしておかないと、あとで矛盾や大きな粗が出てきて絶対後悔すると思うんで、今更だけどもうちょっと肉付けと整頓がんばってみます。

そんなこんなで、設定固めのためにバトンに答えてみました。ほぼ自分用メモの長文なんで、興味のある方だけ読んでやってくださいな。
全50問。5回に分けてupします。



Q1差し支えなければペンネームをドウゾ。

浜月まおです。HN兼用。


Q2では紹介したい作品名があればドウゾ。

WILL

これから改稿する予定です。


Q3そこはどんな世界?

普通に海があって大陸や無数の島があります。
特に有名な四大国があり、戦争したり静観したり紳士協定を結んだりしてます。


Q4その世界のモチーフとかってあります?

世界、には特にないです。リアル地球世界よりも小ぢんまりしたイメージかな。


Q5どんな国や地域がありますか?

主な舞台となるのはプレアデス大公国。上弦(左向き)の三日月の形をした北方の島国です。
他、よく出てくる異国はジュムール皇国ですね。東方の軍事政権国家で、周辺諸国を併合したり属国にしたりと版図拡大の真っ最中。


Q6ではその中からお気に入りの国や地域があれば宣伝をドウゾ。

アリアがいるプレアデス大公国は、【北の白鳥】という異称を持った島国です。
風光明媚かつ肥沃な森と湖があり、森林資源・鉄鉱石・水力資源が豊富。国内で自給自足がほぼ成り立つほどなので、輸出大国でもあります。
亜寒帯湿潤気候で、四季の移ろいは鮮やか。建国600年を超す歴史を持ち、四大国に数えられる有力国家。
現在の国家元首は第22代大公キリエ。建国以来、万世一系の世襲制を敷いています。
国花は鈴蘭。人口は約500万人。北方全域の共通語であるプレアデス・アトラス語が公用語です。
豊かな貿易港を擁した公都リィザを中心として、西部をフェッカ侯爵、東部をミルザム伯爵、南部をレサート子爵、北部をアルデバラン侯爵が、それぞれ都督(地方領主)に封じられて統治しています。
公都近辺の中央部は、かつては大貴族“五星家”の筆頭としてアビュール公爵家が治めていたのですが、17代大公グリッサンド(冥王)によって公爵家が滅ぼされて以降、大公直轄地に。
国家政体は、立憲君主制に二院制の議院内閣制を併せた三柱制。


Q7ちなみに名物(食べ物や観光地)ってあります?

食べ物なら焼き菓子が有名です。
牛酪(バター)と小麦粉を混ぜて練った生地に、季節の果実ジャムを乗せて焼くシンプルなパイ。伝統的かつ庶民的なお菓子で、パンを売っているお店なら大概置いているけれど専門店もあります。木の葉型や卍型が主流。ジャムの上に果物の甘煮をトッピングしたものが女性に人気です。
他、生地を細長くより合わせた、棒状の揚げ菓子。さくっとして繊細な食感で、できたてを油紙に包んで食べ歩きするのが一番美味しいのだとか。
観光地といえば、大公国の南部地域。
ラル・メイという姉妹湖が観光名所で、湖に由来する御伽噺もあったりします。
南部はレサート子爵が都督を務めるのどかな土地で、観光客が多いわりには素朴でゆったりした雰囲気です。
観光業以外にも農漁業が盛ん。肥沃な黒土地帯には春小麦やジャガイモ畑が広がり、西南部にある湖水地方では養殖や淡水漁業が行われています。


Q8魔法・魔術の類はある? それはどんなもの?

いわゆる魔法は、神話や御伽噺の中にしか存在しません。
秘境にひっそり暮らす長生種たちは『霊術』という不思議な力を操りますが、無から有を生み出すような奇跡の業ではなく、あくまでも“ここに存在するもの”を活かす術。
また、通常ならありえないような特殊能力を生まれ持った人間(異能者)もいますが、霊術に比べるとずっと限定的な力なので、万能にはほど遠いです。


Q9お気に入りの呪文があればぜひご披露を。

霊術を行使するにあたって、その構成を組み立てるのは必須ですが、術式や発動には特に呪文は要りません。


Q10僧侶とか神官はいますか? 一神教? 多神教?

神職に就いている人々がいます。多神教。
ただし国教に位置づけられるほど大規模な宗教はありません。
大公の即位式典でも、聖職者が宝冠を授けるのではなく、大公自らが己の手で国主の証を頭上に戴くしきたりになっています。
……ここらへんの分野はまだまだ練り込む必要がありそうですね。


続く。


浜月まお |HomePage

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