うららか雑記帳
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2008年05月06日(火) 遙か3プレイレポNo.24:背を預けられる仲間


七章 すれ違う心(地青龍ルート)


鎌倉での用事を終えた源氏一行は、瀬戸内海の屋島へと向かいます。
目的はもちろん、福原から逃亡した平家の追撃。
源氏が三種の神器と安徳帝を保護すれば平家側は大義を失うため、平家が行宮(仮の御所)を建てている屋島を目指すのです。
行宮の総門を守るは勇猛な老将・平忠度。追い詰められた平家の士気は高く、守りは堅固。迂闊には近づけない様相を呈しています。

そんな大詰めの戦局にあって、望美ちゃんはいつになく戦に集中できないでいました。
鎌倉で九郎さんが品の良い令嬢と会っていた一件が、いつまでもしこりとなって胸にのしかかっている模様。
ここらへん、いくら神子姫だ戦女神だと崇められてはいても、普通の女子高生らしさがにじみ出ている感じですね。

普段と違う態度の望美ちゃんに対して、危なっかしくて前線に置けないと思ったのか、少しでも平家の攻勢を削ぐべく、九郎さんは陽動のために単騎で裏手へと斬り込んでいきました。
途中、落とした弓を回収しようとして敵勢に囲まれてしまい、九郎さんがピンチに陥ります。
というのは、九郎さんは強い弓(飛距離が出るやつ)が苦手で、弱めの弓を持っていた、と。
だからその弓を平家側に拾われて、『源氏の大将がこんな弱い弓を使っているのか』と悟られ、武門の名を穢すことのないように、あえて危険を冒して弓を拾ったのだそうです。史実ネタですね。
あとで譲君たちに諌められていましたが、いくら名や体面を大事にするからって、そんな戦の最中まで危ない真似してほしくないなぁ。
よく気が利いて腕の立つ護衛でもつけて、そういうときに対処してほしいものです。なにせ九郎さんが討ち取られたら即敗北。それが大将というものなんだから。

ともかく、もう見ていられないとばかりに加勢に駆けつける望美ちゃん。
敵に囲まれて、背中合わせに剣を構える二人のスチル、とってもカッコいいです!
そういや二人で使う術も背中合わせですね、この二人。景時さんの掌を合わせるポーズや、背中ハグの体勢っぽい将臣君のもツボですが、背中合わせっていいね。戦友って感じで萌えます。
この窮地を切り抜けるため、九郎さんは敵の指揮官をおびき寄せんと名乗りを上げます。
続いて名乗る望美ちゃん。怨霊を封じることができる唯一の存在である白龍の神子も、討ち取れば大手柄という格好の標的になりますからね。

九郎 「馬鹿っ! 狙われるのは俺一人で十分だ」
望美 「この状況で、一人だけ狙われるなんてことないよ。戦うのは二人一緒なんだから」
九郎 「……違いない」

とても素敵な会話でした。笑顔の望美ちゃんに惚れ惚れ。ご馳走さまです♪
そして上手いこと指揮官をおびき寄せてサクッと倒し、譲君たちと合流。

武門の名を穢す云々からの話の流れで、九郎さんがどれほど純粋に仲間を信頼しているかを実感した望美ちゃんが、「九郎さんが大切にしてる『仲間』が、味方をひとつにしている。私もその中の一人なんだ」と認識を改める場面、なんだかじーんときちゃいました。
望美ちゃんは九郎さんにただの仲間としか見てもらえないことに悲しみを感じていたわけですが、その『仲間』が彼にとってどれほど大切かということ、彼が無防備なまでの純粋さで『仲間』に信を置いていること、そういうのを改めて感じ取って、きっと目が覚めたような気持ちだったんじゃないかな?

そして、平忠度を倒して突入した行宮は、なんと空っぽ……。
またしても船団で逃亡してしまったのです。
しかも向かった先の壇ノ浦、彦島というところにすでに砦を築いているというのですから、還内府の采配は見事なものですね。常に先手を打ってきている感じがします。
さすが将臣君。ひょっとして普通の高校生だったとき、かなり歴史好きだったのかもしれませんね。
平家をさらに追討すべく、源氏も壇ノ浦へ赴くことになるようです。


つかの間の休息と、戦勝を祝う源氏軍。
そんな中、望美ちゃんを心配して朔ちゃんが部屋を訪れました。
親友に隠し事はできません。九郎さんが好きだという気持ち、そして九郎さんには鎌倉で逢引した恋人がいるらしく、それを聞いてから顔を合わせづらいのだと正直に打ち明けたところ……、
朔ちゃんいわく
「九郎殿は源氏の将だから、鎌倉殿に断りもなく恋人を持つなんて考えられない」
「九郎殿は京育ちで、奥州にいた年月も長く、だから鎌倉にいた期間は短い」
「九郎殿が鎌倉で会っていたのは政子殿。自分も見たのだから間違いない」
「本人と直接話をしたら?」。
はい。というわけで、案の定、望美ちゃんの(というか伝言を頼まれた行商人の)勘違いだったわけですね。
いてもたってもいられず九郎さんに会いに行く望美ちゃん。こういうまっすぐなところ好きだな。可愛くて。
誤解していたと謝る望美ちゃんに対して、九郎さんは実にあっさりしていました。

九郎 「気にしてない。お前も気にしなくていいんじゃないか」
望美 「どんな誤解だったのかとか、聞かないの?」
九郎 「言いにくいことなんだろ。無理に聞くほど悪趣味じゃない。どんな誤解か知らないが、解けたんならそれでかまわないんだ」

な、なんという大らかさ!
思いやりには違いないんだろうけど、この物言いといい態度といい、どこか物凄く不器用ですねぇ九郎さん。
まあ言うまでもなく九郎さんはそこが可愛らしいのですが。

終わった過去にこだわっても仕方がない、未来を見たい、と九郎さんは言います。
そして望美ちゃんとの約束のことを話題に出してきました。例の、全部終わったら望美ちゃんが元の世界へ帰れるよう手伝ってくれる、という約束のことです。

九郎 「その約束に、もうひとつ加えてもいいか?
すべてが終わって、お前を帰す方法が分かったら──俺も見てみたいんだ、お前の生まれ育った世界を


これまでずっと、源氏一族のことばかりを考えてきた九郎さん。
平家を退けて兄の治める国を作ることだけを念頭に置いて戦ってきた彼ですが、望美ちゃんから異世界の話を聞いて、一度見てみたくなったのだそうです。

九郎 「お前が生まれ育ったという、豊かで平和だという国を見てみたい」
望美 「一緒に行こうよ」
九郎 「そうだな。叶うなら、必ず」


わあああああ!!
お持ち帰りエンディングの前フリ!?

それまで持っていた価値観を揺るがして、良い意味で影響を与えてくれた異邦の少女。
コレもんのすごくツボ要素じゃー!!(落ち着け)

気性がまっすぐだからこそぶつかり合うことの多かった二人ですが、すれ違いを解消して、お互いわだかまりなく語り合ってみれば、もうなんですかねこのいい感じの雰囲気は!
九郎さんも九郎さんで、赤面もせず怒鳴りもせず、素面ですらりとこんな台詞を吐いてくれちゃって!
ある意味では朱雀コンビのメロ甘台詞よりずっと糖度高い気がしますよ。くはっ(萌)


そしてイベント内容から終幕の近さを実感しつつ、いざ壇ノ浦へ。




>>>次回へ続く


浜月まお |HomePage

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