うららか雑記帳
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2008年03月05日(水) 遙か3プレイレポNo.10:熊野産の軟派少年


※ネタバレを含みます。しかも申し訳ないくらい長文ですよ〜。


四章 熊野参詣


三草山から帰還した一行のもとに、鎌倉にいる源頼朝から書状が届きました。

平家の本拠地・福原を攻めるのなら、海戦が得意な熊野水軍の力が必要である。
熊野へ行って協力を取りつけて来い。

という内容のものです。
源氏軍は板東武者なので兵馬の陸上戦は得意なんだけど、平家は伝統的に海戦が得意。
だから海戦に強い熊野水軍の助勢が欲しいというわけですね。
まったく人使いの荒い御大です。
でも九郎さんは兄上兄上って一途に頑張っちゃって、可愛いな〜。
頼朝と九郎さんは腹違いの兄弟だし、幼少時も離れて育ったわけだから、
どうしてこんなにひたむきに兄のために働こうとするのか少々不思議な気がします。
このあたりをフォローする過去エピソードがあると嬉しいのですが。

とりあえず熊野本宮へ向かって出発!

途中、龍神温泉という温泉場で一泊することになりました。
平家も熊野に来ているから源氏の者であることを明かせません。
なのに肝心の九郎が無頓着。もう見てるこっちが冷や汗が出そう……
という事態もあったようです。
源氏の棟梁の実弟であり、前線で軍勢を率いる立場なんだから、
九郎さんは一行の誰よりも源氏方の重要人物だってのにねぇ。
本当に政争的な駆け引きや謀略が苦手というか、気性が真っ直ぐなんですね。
そんなに純真だと戦バカに見えますよ?(笑)
湯煙の中で朔と話す望美ちゃんが見たかったのに、入浴シーンは残念ながらありませんでした。ちっ。

その夜は満月で、将臣君との夢逢瀬──と思いきや、なぜかこの日は会えず終い。
将臣君が呼んでいるような気配はあるのですが……?
そもそもこの夢逢瀬、何か不思議な力が働いているとしか思えないんですけど、
詳しい事情が解明されないまま4章突入ですよ。どうなんだろう。
将臣君のことを思い浮かべて思わず独り言を呟いたら、そこを譲君に聞かれてしまい
(アンタいつからそこにいた!?)
もやもやした気持ちを取り払うために外へ出る望美ちゃん。

そこへ、どこからともなく現れた人物。

ワイルドに伸びた髪、簡略化された武士装束のような出で立ち。程良くリラックスした声……。
一瞬戸惑うものの、それは間違いなく、あの幼なじみの将臣君でした。
ちょ、ずいぶんこの世界に馴染んじゃってー!
かなり風貌が変わっていて夢逢瀬のときと印象が違うもんだから、
一体どこのならず者かと思いましたよ。義賊の頭目とか似合いそう(笑)
人相が変わっているのも当然で、望美ちゃんたちがこの世界に来てから半年くらいしか経っていないのに対して、
将臣君は3年半をこちら側で過ごしているのだそうです。
つまり、時空の狭間ではぐれたとき、将臣君だけ3年前に辿り着いてしまったんですね。
一人でも無事に過ごしてきた様子で、以前譲君が言っていた
「兄さんのことは心配していない。どっちかっていうと他人様に迷惑をかけてないかのほうが気がかり」
という言葉を思い出しました。なるほど、たしかにそんな感じだわ。
再会を喜んでいると、不意に宝玉が光って将臣君の中へと吸い込まれていったではありませんか!
ということは将臣君も八葉。
ようやく再会できたことだし、当然のように一緒に行動できると思ったら……

「悪いがつきあえるのは本宮に着くまでだ」

とのことです。つれない人ですね〜。何か用事があるようですが。
まあ、将臣君には将臣君の事情があるのでしょうね。
何かっていうと望美ちゃんの傍にいたがる弟とは違うタイプだし。
そうだ、事情といえば。
弁慶さんが将臣君に一行の紹介をしたとき、敦盛君が言った「初めまして」に対する将臣君の返事。
ちょっと変な間があったのですが、なんでしょうか。
おや?と思っていると、その敦盛君がおずおずと口を開きました。

「八葉はどうしても全員そろっていないといけないのか?」

あんたって子はっ!
たまに喋ったと思ったらまたそんな不安を覚えさせるような意味深な台詞をっ!
一体なんの伏線よ!?


どうして今になってそんなことを、と朔が戸惑うのも当たり前です。まったくもう。
どうやら敦盛君は、三草山でお持ち帰りされた際に自分の処遇を神子に任せると決めたものの、
自分が八葉であるという事実に踏ん切りがつかないような感じがしますね。
煮え切らない子です。

答えに窮する敦盛君に将臣君のフォローが入って、再び首を傾げる私。
おやおや、二人は顔見知りだった、のかな?
譲君が兄に反発する様子もなま暖かく見守りつつ、旅は続きます。


田辺にて。
ことあるごとに譲君が「先輩は自分が守る」と公言するのが気がかりです。
戦乱の世、しかも望美ちゃんは戦場に出るわけだから譲君の気持ちも分からなくはないけど……
そのへんにしときなさい、と言いたい。早死にしちゃうといけないからね。

と、突然人影が木の上から降りてきました!
赤い髪、すらりとした身体、女の子がさぞ騒ぐであろう甘い顔立ち。
肩越しに振り向いたその少年は、あだっぽい流し目で歯の浮くような口説き文句を連発してきます。
あっけに取られる望美ちゃんの手を取り、ちゃっかりとご挨拶。
て、展開についていけない!
ところでスチルの絵のタッチがそれぞれ違うように見えるんだけど。
自分は敦盛君が倒れているやつの画風が好みです。

彼はヒノエと名乗りました。望美ちゃんが神子だと看破して話しかけてきたようです。
なんとも正体不明なので素性を訊ねたのですが、返事はこんな和歌でした。

『籠もよ、み籠もち…この丘に菜摘ます児
家聞かな、告らさね…
我にこそは告らめ 家をも名をも』


万葉集の頭歌、雄略天皇の御製歌をもとにした台詞のようです。一部省略されてるけど。
現代語訳としては「おお、籠よ、良い籠を持ち、おお堀串も、良い堀串を持って、この丘で若菜を摘んでいる娘さん、家はどこか言いなさい、何という名前か言いなさいな、神の霊に満ちた大和の国は、すべて私が従えている、すべて私が治めているのだが、私のほうから告げようか、家も名をも」。
ヒノエ君も言っていますが、古代、名にはそのものの霊魂が宿っていると考えられ、
名乗りは重要事だったのだそうです。
男が女の名を尋ねるのは求婚を意味し、女が名を明かすのは承諾を意味したのだとか。
それから、娘たちが野山に出て若菜を摘み食べるのは成人の儀式でもあった、とのこと。

つまり何かい。自分は熊野の支配者だ、と?
とりあえず風体からして一般人ではなさそうですよね。
教養があるし、人を煙に巻くのが病的に上手そう(笑)
ヒノエ君は熊野出身の弁慶さんとも旧知の仲のようです。「察してください」って……。
ヒノエ君と弁慶さんかぁ。
悪友っていう雰囲気でもなさそうだし、幼なじみか血縁者ってところでしょうかね。
もしヒノエ君が女の子だったら、親が決めた許嫁っていう設定もアリかと思いますが。
ついでに敦盛君とも知り合いのようです。熊野は平家ゆかりの土地。なるほど。

そんな会話をしていると宝玉が反応して、ヒノエ君も八葉であることが判明するのですが、
あくまで彼はマイペースを崩しません。
仲間にならないけどまた会いにくる、と言って去っていきました。
これで八葉が揃うかと思ったのに〜……。


熊野路は法皇の意向で通行止めとなっていたので、一行は海回りの道を進みます。
て、平家の連中だけでなく後白河院も熊野に来てるのですか。
源平と院、龍神と神子。役者が揃ってしまわないかい?

広いマップなので、道々ちょこちょこイベントが入ります。
三段壁でヒノエ君と夕陽を眺めたり、将臣君がもとの世界の弁慶伝承とこの世界の弁慶さんが一致するか確かめてみたり。
将臣君に「源氏の家来か?」と訊ねられて、弁慶さんは否と答えました。
「このご時世に源氏の家来がこんなところをふらふらできるはずがない」
との答えですが、ここに少し引っ掛かかりを覚えたのは私だけでしょうか。
だって弁慶さんの今の立場って、源氏の軍師でしょう?
素性を明かせないのは平家を警戒しているからで、仲間内で隠し立てすることもないだろうに。
弁慶さんって単に九郎さんの旧友なだけ?
景時さんみたいに確たる源氏側ではないの?
それとも、将臣君を、警戒してる?
弁慶さんはいつも笑顔だから真意が読み取りづらいですね。腹に色々抱えてそう。


一行は日置川峡という峡谷を通ります。
切り立った崖のある険しい道で、見下ろした先には川の流れ。
一歩間違うと危ない場所のようです。
子どもの白龍を気遣う選択肢が出たので、手をつないで行くのを選びました。

望美「白龍、危ないから手をつないでいこうか」
白龍「うん、神子。嬉しい。手、つないでれば大丈夫だね。私が神子を絶対守るよ
望美「えっ? 危ないのって私のほうなの?

実に微笑ましい会話ですね。まあ、正直どっちもどっちかもしれませんが(笑)

と、和んでいたのも束の間。いきなり尋常ならぬ横殴りの突風が吹きつけてきましたよ!
怨霊の仕業のようで、望美ちゃんはなすすべもなく崖下に真っ逆さま。
とっさに白龍が追いすがり──
最悪の事態が全員の脳裏をよぎった、そのとき。
澄んだ鈴の音が辺りに響きます。次に表示されたスチルを見て仰天。

白龍が成長しとりますよ!!

おそるおそる目を開けた望美ちゃん。
いたいけな童子姿の白龍の姿はなく、そこにいたのは中華ふうの衣装を身に纏った、
神話に出てくるような掛け値なしの美青年……。
どうやらその青年は白龍と同一人物のようでした。
今まで怨霊を封印することによって龍脈を流れる五行を少しずつ取り戻してきたので、
ためたその力で白龍は新しい姿を手に入れ、望美ちゃんの危機を救ってくれたようです。
そ、そんな! 声まで変わってっ!(とかいうCMが昔ありましたよね)
「神子のおかげで天が近くなった」と本人は喜んでるし、絆の関も突破できたし万々歳……
なんだけど、うーん。なんだか多少がっかりした感も否定できませんね。
ちび白龍、マスコット的な存在で和みだったのになぁ。
純真な笑顔が愛くるしくて好きだったんですよー。
置鮎ボイスはもっと重厚な感じのキャラが似合うと思います。
とはいえ、これはこれで良い、のかな?


そんなびっくり事件を経て、賑やかな港町・勝浦へ。
ヒノエ君が紹介してくれた宿に落ち着いたところで、
人数が増えてきたことに対するコメント選択肢。

「やっぱり八葉を全員そろってこそだね!」
「ずっと、みんな一緒にいられればいいな」
「みんな仲良くできればいいけど」

3番目は中間管理職のような気苦労がにじみ出ていますね(笑)
素直に2番目を選ぶと、

景時「やっぱりにぎやかなほうがいいよね!」
朔「兄上は一人でも十分にぎやかです」

という微笑ましい兄妹のやりとりが聞けました。
この二人って年の差があるけど双子みたいな感じもしますね。
「八葉の和を望むなら、いつかそれがおまえを導く標となるだろう」
という先生の予言めいたメッセージを心に刻みつつ、和やかな空気を満喫しました。


本宮を目指す望美たち。
しかし物事はそうトントン拍子には進まないもので、熊野川が増水していて本宮への道が通れません。
数日待っても氾濫が収まらず、さすがにこれはおかしいということで現地へ出てみることになりました。
神子一行、熊野育ちである敦盛君のガイドで周辺を闊歩します。
その途中で耳にした噂話がコレ。

『熊野別当が京で評判の白龍の神子に一目惚れした。神子はしとやかで上品な姫君らしい』

一体どういう経緯でこんな噂が広まったのか分かりませんが、
熊野の頭領が望美ちゃんに好意的だと知った九郎さんは、
「これから当分しとやかな姫君で通せ」と言ってきます。
「熊野別当が、うまくだまされてくれるといいんだが」って……
ちょっ、そんな真顔で!
九郎さんの中で望美ちゃんがどういったイメージなのか、よーく分かりますねぇ(笑)


熊野川の上流に何か神子に害意を持ったものがいるようなので、それが増水の原因である可能性大。
上流に行くには、通行止めになっている熊野路の先を通らねばなりません。
通せんぼをしている人がいましたが、「法皇様の命令で怪異を調べにきた」と弁慶さんが機転をきかせて滑り込みます。
うん、やっぱりこの人クセモノだわ。腹芸が得意なほうですよ絶対。
そこで後白河法皇と遭遇。
将臣君と九郎さんを見て、二人を一緒に連れている望美ちゃんを見て、
「そなたは一代の女傑か。このような組み合わせ、余でもなかなか見られぬ。大したものだの」
とか面白がっていました。
九郎さんはともかく、将臣君のことも見知っている素振りですね。ふむ……?


熊野川上流。
やはり増水の原因は怨霊でした。最初は気の毒な境遇の女性を装っていましたが、川面に影が映らなかったことから正体がバレて戦闘突入。
不自然な言動の女性のことを怪しむ将臣君と、そうした思いやりのない態度を咎める九郎さん。
二人の対比が印象的でした。
まったくもって九郎さんを陥れるのは簡単そうですねぇ(苦笑)
この川の怨霊のように、強い力を持った怨霊が生まれる原因は、やはり平家のようです。
平家の使う怨霊の影響で気脈が穢れ、その歪みが大きな穢れを生んでいる。平家の怨霊をきっかけにして悪循環ができているんですね。
怨霊を封印した後の穏やかな熊野川を眺めながら、早くなんとかしなきゃ、と思わされました。

ところで、敦盛君まで先生のことを「リズ先生」って呼んでるんですけど……。
敦盛君がそんなふうに人のことを呼ぶのって、いまいち似合わない感じがします。
望美ちゃんのことだってさん付けで呼びそうなタイプなのに。
先生のほうはなんと呼ばれようとも意に介さなそうだから、まあいっか?
玄武コンビは二人して縁側でお茶とか啜ってるといいと思う。



それではいよいよ本宮に突入です!
ここで宣言どおり将臣君が離脱。用事があるそうなんで無理には引き留めなかったけど、
きっと近いうちに再会できるでしょう。
別れ際に「またな、将臣」と言って笑った、九郎さんの笑顔にきゅんきゅん来ました。
あの無防備さはイエローカードですよ!

と、問題発生。
本宮には結界が張られているのですが、敦盛君が入れないというのです。
神域に拒まれる。why?

「私は、もう……入ることはできない。穢れた存在だから」

意味深長です。穢れって、怨霊を使う平家側の人間だったから?
言葉少なに、外で待ってるから先へ進んでくれと言われますが……
(選択肢)
一人だけ置いていくなんて到底できませんって。
すると景時さんがアドバイスをくれて、それに倣って『先代の地の玄武がやった方法』とやらを試してみることに。
先代さんは、神子の手を握ることによって彼女の力を借りたのだそうです。
たぶん遙か2にそんなエピソードがあるんでしょうね。
手をつなぐ望美ちゃんと敦盛君。初々しくて可愛い図だなぁ☆

そうして無事に結界を通り抜け、本宮で待つ別当のところへとやって来た一行。
ご対面〜。

…………。

ごつい眼帯男というか、筋肉ダルマというか。
本宮にいたのはむさ苦しい風体の男と、ヒノエ君でした。
懸命に源氏への協力を呼びかける望美ちゃんですが、結論から言うと会合は実を結びません。
「今の状況を分析すると源氏側は不利である。負ける戦に加担はできない。
かといって平家の味方をするわけでもない。熊野は中立」
というのが彼らの言い分。
ごもっとも、ですね。危険な博打に参加したがるわけないよなぁ。しょぼーん。

気分転換にと外へ出たら、神域の中だというのに怨霊が出現。
ヒノエ君のポーズと台詞にいちいち動揺しちゃったぜ。

その夜は本宮にお泊まりすることになったのですが、
どこからともなく笛の音が聞こえてきたというのに望美ちゃんときたら、
「おやすみなさい」って寝ちゃうんです。
なんたるマイペース。いっそ素晴らしい。現代っ子な感じですね。

しかし笛。笛。これって敦盛君の絆の関なんじゃないのかッ!?


明くる日、飄々とした態度でヒノエが現れました。
どうやら仲間になってくれるそうです。いったん拒否したくせに。
いかにも何か裏がありそうですねー?(笑)
でも力を貸してくれるのなら心強い限り。


場面転換。
螢の飛びかう武家屋敷、雪見御所。
尼御前、安徳天皇、平忠度、平経正、平知盛。平家の主たる面々の合議。
法皇も和議を望んでいる。三種の神器を返却せよとのお達し。
しかし勾玉はすでに欠け、復元の手段はない。
「我らは滅びるわけにはいかない。話し合いを……」
還内府の帰還。
還内府・平重盛・有川将臣・天の青龍・八葉──すべて同一人物。


平家を率いる『黄泉帰った若き日の平重盛』。彼の正体は……。
その事実を、望美ちゃんたちはまだ知る由もありませんでした。


>>>次回へ続く


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