うららか雑記帳
DiaryINDEXpastwill

2007年01月10日(水) 公文書は難しい


次長に誉められました♪
いやもう、どうするのさコレ〜って年末から心配してた案件なだけに、嬉しさもひとしおです。
ことの発端は暮れのおし迫ったある日。職場に1通の封書が届きました。
郵便物を開封して部署内の各係へ振り分けるという庶務を兼務している私が、最初にそれを見たのです。
差出人は近隣の町にある某看護系短大。内容は、「今度うちの学校を短大から大学にしようと思ってるんだけど、もちろん賛同してくれるよね? 賛成なら文部科学大臣へ要望書を提出してちょうだいな。年明けにお願いに行くからネ☆」というもの。
私はそれを上司に見せ、訊ねました。これって担当課はどこになるんでしょう? 地域振興ってことで企画? それとも看護関係だから健康管理課? あるいは大学関連で学園のまちづくり推進室? 意表を突いて教育委員会?
答えはどれもNO。みんな首を傾げて「別にうちの仕事じゃないよ」って言うのです。
別に押しつけ合ってるわけじゃないんだけども。
各課の管轄を明確にして、担当課でしかるべき対応をする──これが案件処理の基本なので、「じゃあ私ちょっと手が空いてるからやりますよ」ではダメなのです。外部どころか内部の人も混乱するし、ケースによって(あるいは対応した職員によって)処理に差が出てしまっては、公正性を損ないかねないからね。
とはいえ、これといって関係する課の見当たらない案件も実際にはあるわけで。
その短大の理事長さんが市長に面会するために市長の予定を押さえることと、大学化に賛成か反対かの市長の意向を確認すること、これはうちの担当業務になると思われるので、すんなりできたのですが……じゃあその依頼の文書を受け付けて、大臣への要望書の案を作って起案するのは、一体どこの課の誰がやるの?

「浜月さん、よろしくネッ☆」

すったもんだの挙げ句、室長の軽い一言で決着がついたのでした。
私が所属する部署は、こういう引き取り手の見つからない仕事を最終的に持ち込まれがちなところなのですが、今回もその例に漏れませんでしたよぅ。
さんざんたらい回しにされ、こね回されて、昨日の定時すぎに私の机の上に戻ってきちゃったというわけです。
短大の理事長さんが面会に来るのは明日。つまり今日中に要望書の案を作成しなければならない、と。
ええ、頑張りましたとも!
やったことのないタイプの仕事だし、雛型があるようでないから手間取りましたけどね。
高齢者人口の増大から始まって、社会の時事情勢、看護専門職員の育成の必要性、医療需要の多様化、期待の増大、その短大の教育方針の特色、大学化への賛意などなど、大した文章量じゃないのにこれがまたうまいことまとまらなくて苦労しました。
でも、唸りながらなんとか仕上げて次長に見てもらったら即OK。頑張った甲斐がありました!
明日また室長にも見てもらって、面会の前に市長に案として渡しておけば大丈夫やね。
ふう。面倒なお仕事ひとつクリアですー♪
これでようやく自分の仕事に戻れるのでほっとしました。年末にサービス出勤してある程度片づけたのに、10日にしてもう業務時間内でこなしきれないのが4つも5つも溜まってますよ。とほほ。
明日も大忙しの予定です。
ゆとりを持って、落ち着いて、頑張ってきますね!


浜月まお |HomePage

My追加