うららか雑記帳
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2007年01月03日(水) お題小説あとがき


No.22『日常風景

ファンタジースキーさんに100のお題、大晦日にupした22個目の短編です。
いつもおせわになっているweb友さんに『劉備と孫尚香』というリクエストをしていただいて執筆しました。
この二人は三国志に登場する主要人物たちなのですが、性格や外見イメージなどはコーエーさんのPS2ソフト『真三国無双』シリーズを参考にしています。
執筆中さんざん「今度の新作は二次創作!」って言ってたから、無双のお話だろうって予測していた方もいらっしゃるかもしれませんね。私が書く二次創作といったらコレくらいだから。
お題小説として書くのは今作で3つめ。No.11『称号』、No.17『まったく…』以来です。
とはいえ“尚香の侍女”というオリジナル視点、しかも一人称で書いたものですから、なにやら多少勝手が違う感じがしました。
どう違うかというと、書きやすい!!
名だたる武将やら、その妻やら、特殊な地位や立場にいる人の心情を推し量って書くのもやりがいがあるのですが、そういう歴史に名の残る重要人物を間近に見ていた一般人の目線のほうが、よりいっそうその人たちに寄り添った書き方ができるような感じがするんですよね。なんとなくだけど。
書いてる途中で仕事が激烈に忙しくなってブランクができてしまいましたが、いざ集中してPCに向かったら一晩で仕上がりました!
尚香と趙雲に劉備が声をかけるあたりからラストまで、一夜漬けですよ(笑)
侍女の明ちゃんの原案は、輿入れ後、薙刀を持って尚香の寝室の前に控えていたという侍女衆から。
そりゃ薙刀も持ち出すよね。自分が仕えている年若い公主が、政情的に気を許せない男に嫁がされちゃうんだもんね。
これって一般的には尚香の武張った性格を表すエピソードなんだろうけど、侍女に強く慕われていた尚香の姿も同時に読みとれませんか?
そんなわけで明ちゃんという侍女が誕生したのでした。
ちなみに彼女の名前は、リクエストをしてくれたweb友さん=たいやきさんが考えてくださいました♪
ラストシーンはわりと自分で気に入ってます。入蜀前はこうして三兄弟が揃ってて、お互いに近くで支え合ってたんだろうなぁ。しんみり。


浜月まお |HomePage

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