うららか雑記帳
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2006年08月11日(金) 産まれた!


*birthday

といっても新キャラのことじゃありませんよ。妹の次男が産まれたのですー♪
予定日はお盆の頃で、そうなってくるともし昼間陣痛が始まっても車を出せる人が誰もいない上に道路がめちゃくちゃ混むから、週末くらいに促進剤を使って産んじゃおうか、という話がまとまった矢先でした。
平成18年8月11日、午前7時35分出産。今朝4時くらいにお腹が痛み出し、母に病院に連れて行ってもらって、わずか3時間でお産を終えてしまったことになりますね。早っ! どうやらわりと安産だったようです。
しかも産後1時間くらいで写メを送ってくれました。初産のときと較べて子どもが大きくて苦しかったようだけど、さすがに第二子ともなると余裕があるなあ、と妙な感心をしてしまいました(笑)

仕事をさっさと切り上げて、祖母と母と3人でさっそく面会。
「お疲れさま〜」と行ってびっくり、妹が入院したのは地元にある大きな総合病院なのですが、今や出産現場は分娩室ではないそうなのです。周産期に入った人専用のフロアがあって、見た目はごく普通の広めの個室なのに、まさにこの場で産んだとのこと。いやはや驚きでした。
出産に必要な設備が全て揃っていて、普段は収納されているんですね。で、いざ産まれるとなったら設備一式がぱぱっと登場し、医師団が駆けつけてくる、と。基本的にそういうシステムになっているそうです。
なるほど、これなら立ち会い出産もしやすいし、母親の緊張の度合いも違ってくるでしょうね。こういう情報に縁がなかった私、ただ感心するばかりであります。ははあ、凄いや!

明日、出産を終えた人専用のフロアに移るそうです。先日、職場の先輩のお見舞いに行ったから知ってるんだけど、これがまた太平洋を一望できるリゾートホテルのような病室なんですよ〜。そこで母子は退院までの5日間を一緒に過ごすのです。

産まれたての赤ちゃんは、母親の隣のベッドですやすやと眠っていました。赤みを帯びた指先には小さな小さな爪。その爪が少し伸びていたのが驚きでした。

そうだね、キミは今朝方までお腹の中でこうして眠っていたんだね。分かるかな? 私、キミと会えてとっても嬉しいよ──。

……なんて胸の内で語りかけていたら、不意に赤ちゃんが笑ったではありませんか!
かすかな声、小さな口、赤く色づいた頬はふっくりと柔く、笑ったその様子といったらもう、なんの怖れげもなくこの世に誕生してきてくれた無垢な魂そのもののようで……
可愛いやら愛しいやら、なんだかよく分からない強く切ない想いが突き上げてきて、不覚にも泣きそうになってしまいました。

産まれてきてくれて、ありがとう。
きっと私、キミが大きくなったらこの日のことを話して聞かせるよ。

妹の病室で、私と祖母は赤ちゃんに見入ってばかりでした。赤ちゃんに縁遠いという点では似たような二人ですから、まあ無理もない、かな?
祖母にとっては二人目の曾孫です。「こんなに産まれてすぐの子は久しぶりに見た」と喜んでました。そんな祖母の様子を見て、私も少しばかり考えさせられるものがありました……。



こうして命は受け継がれていくんだなぁ。
なんて、なんて尊いんだろうね。
わけもなく胸が締めつけられました。


浜月まお |HomePage

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