うららか雑記帳
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2006年04月29日(土) 農業の日


*うちは兼業農家

我が家ではお米やお花、野菜なんかを作っています。
何ケ所かにある畑ではキュウリやトマト、ネギやら白菜、かぼちゃやニンジンなどが育ち、季節ごとに旬のものが食卓に乗せられます。
畑のまわりでは土手に水仙や麦、菜の花などがあるので、種類ごとに地方の市場に出荷したり、自宅の花瓶に活けてお客さまをもてなしたりしています。
野菜は自宅と親戚にお裾分けする程度の収穫量だから商売になるほどじゃないけど、それでも生野菜をあまり買わずにすみますし、お花だって毎回じゃないにしろちょこちょこ売れます。
そんな我が家が最も大規模に手がけている農作物……それは日本人の主食、お米です。
毎年の年中行事に当然のごとく種蒔き・田植え・稲刈り・籾すりが組み込まれているんですよー。何しろ農作業は人手が要るんで、浜月も妹と二人、小さな頃から手伝いをしてました。
妹はお嫁にいった今も子連れで手伝いにきます(でも今年はお腹の子に障るといけないから労働禁止)

苗箱に植えてある、ある程度育った状態の苗を買って田植えをする家もありますが、うちは種を蒔いて苗から育てます。
三月末に種蒔きして、敷地内にあるビニールハウスの中で温度調節のもとに大事に育てまして、今月中旬には立派な苗になりました。
ここのところ父や祖母が毎日頑張ったおかげであらまし植え終わって、あとに残るは挿し苗と苗箱洗い、ってな状況です。
この地域は真四角の田んぼは少なくて、棚田や妙な形の田ばっかりなものですから、田植え機だと隅っこのほうまで植えられなくて、それで手作業で端に植えるのです。それが挿し苗。
これはおばあちゃんがやってくれるから、私は例年どおり箱洗いに精を出しました!
といっても洗車機によく似た箱洗い機というものがあるので、それにホースをつないでスイッチを入れると、内蔵されているブラシで自動的にがしがし洗って綺麗に流してくれるのです。
人間がやるのは、差し込み口に箱を延々と入れることと、洗い終わった箱を10枚ずつまとめて専用の強力ゴムバンドでとめること、箱の束を一輪車で農機具倉庫まで運ぶこと、くらいかな。

途中で雨が降り始めたからカッパを着込み、様子を見にきた猫たちに話しかけながら、作業すること半日。
本降りになる前になんとか片付きましたよ。ふう。
こうしてまた秋に金色の稲穂が見られるといいなあ。
今はお風呂に入ってさっぱりし、ご飯のしたくを始めるところです。
外は雷雨。
整然と緑の苗が並んだ田んぼには水が満ち、雨だれが水面に揺れる波紋を広げる――この様子は、なかなかに豊かなものですね。


昨日と一昨日のぶんの日記はあとで書きます。


浜月まお |HomePage

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