うららか雑記帳
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2005年07月25日(月) 嵐の前の静けさ


*公務員の心得

 23日の午後、震度5の地震がありました。
 こちらは震度5弱。震度3〜4くらいのはわりとちょくちょくあるので慣れてますが、今回はとっさに「これは大きいな」と身構えてしまいましたヨ。
 そのとき私は勤務中で、赤ちゃんを連れたご夫婦に周辺地理の案内をしてたんです。即座に「危険かもしれないので外へ避難を」とお客様を誘導できたあたりは、自分でも褒めてやりたい気分(笑)
 その後大きな余震はなく、水道管の破裂やら電話の不通程度の被害で済みました。津波の心配もなくてほっと一安心。
 2日経った今日、改めて痛感したのは、“災害などの非常時、家族や友人に何かあったとしても駆けつけることはできない”という自分の立場です。
 なぜなら私は公務員だから。いくら家族が心配でも、住民の皆様のための仕事が最優先。
 避難場所に集まった人々の人数を数えて報告し、食事や身の回りの品を手配し、被害を最小限に食い止めるために土嚢を積み、あらゆる情報を集め、自力で避難できない人がいれば駆けつける。家族が無事避難できたか定かでなくても、そうするのが私の務めなのです。必ず必要とされる仕事を担う──そのための要員なのです。
 職場の、吹き抜けの壁部分に飾ってある巨大カジキマグロの模型が今にも張り裂けんばかりの軋みを上げるのを耳にしたとき、ああ、これが公僕ってものの本旨なんだろうなぁ、なんてぼんやり思いました。
 誇りを持って、驕らず、己の責務を果たす。そんな社会人になっていきたいです。

 さて、今夜から明日にかけて、関東地方には台風7号が接近しています。
 またしても緊急招集がかかるやもしれませんので、今夜のところはもう寝るとします……。



次に彼を前にする時も、たぶんなんの屈託もなく笑って、抱きしめて、見つめて……。
時間は経っても心に隔たりはないと、そう信じている。
だから「また逢えてよかった」なんて、きっと言うまでもない。


浜月まお |HomePage

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