うららか雑記帳
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2005年06月04日(土) 漫画購入


*久しぶりの少女漫画

 買ってきました。
 未だに読み続けてる漫画は少ないのですが、お気に入りシリーズのうち2作品の新刊が発売されていると知って、いそいそと本屋さんに行ってきたのです。
 ひとつは『破天荒遊戯』7巻。
 こちらの田舎の本屋さんでは平積みしてない率が高い作品です。面白いのにー。主人公ラゼルちゃんのバリエーション豊富な(っていうか毎回異なる)ファッションが見所のひとつ。あとバロックヒート作の歌詞とか、くまバッグとか、細かいトコまで美味しい要素がぎっしりです。うまうまです。
 女の子は可愛いし、男性キャラは格好良いし、伏線の散りばめ方・繋がりの持たせ方が秀逸なんですよね。ギャグ加減よし、先行きの不透明度よし!
 あと凄いなぁと感嘆しているのが、キャラ数が増えていく一方なのにも関わらず、それぞれ意志や役割をちゃんと持っていて、キャラたちがきっちり機能しているところ。骨太です。見習おう。
 もうひとつの漫画は『遥かなる時空の中で』10巻。
 ゲームからハマったのですけど、今やすっかり漫画のファンに。主人公あかねが可愛くてもう! あかねよりも八葉側の視点から読んでます(笑)
 ご存じでない方のために簡単にあらすじを説明しますと……
 ある日、あかねは同級生の天真(てんま)・後輩の詩紋(しもん)と共に異世界へ呼ばれ込んでしまう。“京”と呼ばれるその世界では、金髪碧眼の鬼一族が怨霊を用いて害をなし、人間と対立していた。あかねは京の危機を救う“龍神の神子”となり、神子を守る八葉(はちよう)と力を合わせ、異形の力を振るう鬼一族と対峙する──
 ……こんな感じかな?
 ゲーム版では、お話の進め方によって八葉との友情度や愛情度が上がったり下がったりして、一定の条件を満たすと恋愛イベントが起きたりしてですね、そりゃもう恥ずかしい台詞を聞くことができるわけですよ。一時期かなりやりこみまして、スチルを9割方揃えましたね。何度徹夜したことか。ああ思い出す、夜明けのアパートに響く男前ボイスの激甘台詞。どいつもこいつも糖度の高さといったら半端じゃなく、砂吐きそうしたよホントに。でもその甘ったるさが癖になるらしい(笑)
 そんなゲームが漫画化と聞いて、ちょっと心配に思ったのが、「あかねは八葉全員と良い雰囲気になるのか?」という点。一人のプレイヤーがお気に入りキャラだけに愛を注いで楽しむ分には問題ありませんが、漫画ではそうはいかないでしょうから、必然的に全員とのラブムードを盛り込むんじゃないかと。
 案の定、あかねちゃんモテモテです。八葉どころかアクラムにまで……。でも露骨じゃないから全く気になりません。一安心。次第にあかねに惹かれていく男性陣を微笑ましく見守ってます(笑) それぞれ見せ場が用意されてるので、いつ贔屓にしてる頼久さんにスポットライトが当たるのかとわくわく。漫画家さんも頼久お気に入りみたいだし、楽しみです♪
 私の中で漫画版において急激に好感度が上がったのは、出家した心優しい親王・永泉(えいせん)。あまりにも後ろ向き発言が多くてゲームではあんまり好きじゃなかったんですけど、漫画版の彼はとても可愛くて、一生懸命で好ましいです。花背景がよく似合うし! この花背景の多さ、さすがは少女漫画だなって感じね。紙面が華麗です。血飛沫だらけの格闘漫画もいいけど、たまにはこういうのも読みたくなるってなもんですよ。男性にもお勧めです(勧めるなよ)




抗うのは無益なこと。
滞った流れからは悲話しか生まれない。
だから……もう行くよ。


浜月まお |HomePage

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