うららか雑記帳
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*切磋琢磨
書きたいものを、書きたいように書く。 もちろんコレが基本。 でも私は技術的に未熟なので、書きたいものを書くことができない。 避けようのない二択──妥協するか、向上するか。
後者を選びたいと思う。その気持ちに偽りは、ない。 だから、WILL第3章が滞っている今この時期に、敢えて練習企画を実行する。 弱点に立ち向かうため。 書きたいものを書くため。 そして、書き手としての自分を見つめ直すために。
小説書きには2種類ある。 ひとつは、世に出したいキャラやストーリーや世界観が最初にあって、それを表現するための手段として小説を書くタイプ。 もうひとつは、小説を書くということ自体が好きで、仮に他の表現手段があったとしても執筆を選ぶタイプ。 私は後者。イラストを描いたりもするけどね。 「あのキャラの物語を誰かに読んでもらいたい!」というより、「何か新しい小説を書こう」的な動機でキャラやテーマを練り始める。
こんな私にとって、書きたいものを思うように小説にできないという事態は大変な苦痛となる。 自我の深いところに、執筆に関することが絡みついてきているのは疑いようがない。 もはや執筆を趣味とは呼べないのかもしれない。 だから……ただ漫然と文章を垂れ流すだけでは駄目なのだ。
自分の身丈よりも、少しだけ上の方を見て歩き続けていきたい。 そんなふうに思う。
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