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二つのDNAを併せ持つ人の話。
2009年04月29日(水)

今日の仰天ニュースで、身体の中に二人分のDNAを持つ『キメラ』という女性が紹介されていて、ビックリしました。
なんでもこのキメラというのは、お腹の中で元は二つの受精卵(二卵性双生児)だったのが何らかの事情で一つに合体してしまったという、ものすごく稀な人らしいです。
所謂『一卵性双生児』の逆バージョンですね。

で、番組の女性は自分が産んだ子供なのに子供とDNA検査で一致しなかった為、『体外受精で夫と別の女性の間の子供を産んだのではないか!?』という疑惑をかけられ、詐欺罪で告訴までされたそうです。
(生活保護を不正に受給しようとしたというコトらしい)

精密な検査の結果、その女性の子宮のDNAとのみ子供のDNAが一致し、無事親子関係が証明されたそうです。
でも、身体の特定部分のみDNAが違っているって言うのも、不思議な気がします。
それで免疫機能などに全く問題がナイという点が特に。
それに、今回は女性がキメラだったのでまだ良かったですが、これが男性がキメラの場合、通常のDNA検査では子供との親子関係が否定されてしまうので、もっと問題が複雑化しそうですよね。
場合によっては、奥さんの不貞が疑われたりして。
普通に考えて自分が二つのDNAを持っているなんて、考えられないでしょうし。
まず、DNA鑑定をするコト自体なかなかナイですし。


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これも、二つの受精卵が一つになるコトで発生するレアケースだそうです。
血液型の場合は二卵性双生児の片割れの幹細胞のみが何らかの事情で移動してしまうケースもあるそうですが。

しかし『人間の不思議スペシャル』と題されておりますが、本当に世の中には様々な人がいるんだなぁ、と感じました。
そういう多様性があったからこそ、生物全体が生き残ってきているのですが。



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