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- 2005年07月06日(水)
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- 財務省HP「予算編成ゲーム」に挑戦!
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財務省のホームページに、 「財務大臣になって予算を作ろう!」というタイトルの 予算編成シミュレーションゲームが出来たとの事。
うむ、やってみたい!
と、その前に…
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ちなみに 日本は一般会計の 歳入総額82兆円のうち 約42%の約34兆円を 公債金収入で賄っている。
そして、 歳出総額の約22% である約18兆円を 国債費に当てている。 | |
お分かりと思うが、 政府という名の「日本株式会社」は、 毎年18兆円の借金返済をしながら、 さらに34兆円の新しい借金をしているという、 日本で最もアホな会社なのである。
例えば、世帯月収28万の家庭であれば、 10万のローン返済をしながら、 新たに20万の借金をしているのだ。
10万のローン返済は仕方ないにしても、 ローンを差し引いた生活費18万+借金20万=38万 28万の月収のくせにそんなに月々何に使ってるわけ? と、普通の家庭なら夫婦喧嘩になりかねない話だ。
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とにかく、この差額16兆円の赤字を うまいことやって黒字にするように、 お前が予算編成をしてみろ!というゲームを財務省が始めたのだ。
さっそく、このゲームをやってみた。
しかし、これが何度やっても 赤字になってしまう。
カット幅は最大で50%しか出来ない。各項目ごとに見ながらやると、 何だかんだ云って最低限必要な額ってあるよな〜とかいって、 下げ幅を20〜30%ぐらいでやってしまう。
そういうことをしていると、絶対に赤字のままで終わる。 そして必然的に歳入(収入)金額を増やしたくなってくるのだ。
すると、年金や公共事業などの各項目ボタンの一番下に、 ぽつんと一つだけ「税制改正」というボタンに目がいく。 クリックすると、下記のような選択肢が表示される。
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「私たちの要望をかなえてもらうためには、 もっと負担をしなければいけないね」・・・・増額
「給料からこんなに引かれるのか… もっと税金を軽くしてほしいなあ」・・・・・減額
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増額…まさに魅惑のボタン、 これを押せば、赤字は解消される…
・・・!!
そう思ったそこのあなた!
見事に財務省と小泉内閣の 術中にハマってます。
何を隠そう、このゲームの目的は、
「で、どうですか? 増税って、仕方ないって気がしません?」
・・・という、世にも恐ろしい 国民洗脳ゲームなのだ!
ハラもほんのコンマ1秒、そう思ってしまった。
あまりに悔しかったので、下記の通りの大胆カット方針で、 意地でも黒字にしてやりましたよ。
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年金ーーーーーーーー5兆円→→20%減!・・・今後必要だが、議員年金で減らせ! 医療ーーーーーーーー8兆円→→30%減!・・・ベッドや薬より無駄な経費を減! 介護・福祉ーーーーー6兆円→→20%減!・・・減らしにくいが、無駄な経費を減! 公共事業ーーーー7.5兆円→→50%減!・・・半分は失業者対策の無駄工事だろ! 教育ーーーーーー4.5兆円→→30%減!・・・子供減るんだからコストも減らせ! 科学技術振興ーーーー1兆円→→20%減!・・・赤字なんだから減も仕方ない 防衛ーーーーーー4.8兆円→→50%減!・・・災害時対策だけでよし!半分減! 経済協力ーーーー0.6兆円→→50%減!・・・してる場合かっ! 食糧安定自給ーー0.5兆円→→20%減!・・・必要最低限で賄え! エネルギー対策ー0.4兆円→→20%減!・・・増減関係なく6%無理だから… 中小企業対策ーー0.2兆円→→現状維持・・・・底上げで現状維持お願いします。 地方交付税交付金ー16兆円→→50%減!・・・三位一体改革だろ!半分だ
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これで、ギリギリ黒字でした。
やってみて思いましたが、 ポイントは「地方交付税」
国が地方を助けている わけですよ、16兆円も。
これを半分にすりゃ〜 サクッと8兆円カットですよ!
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ここ数年、「三位一体改革」って云われてるが、 郵政民営化だなんだと、あさっての方面ばかり盛り上がっている。
メディアもメディアだ!「若貴ケンカ」なんて、 全くもってどうでもいい!そんなのに毎日一面割くなよ。 もっと大事なこと報道しろよ!
ちなみに前述の「三位一体改革」は
(1)国庫支出金を減らす。 (2)税源を地方に移譲する。 (3)地方交付税を見直す。
を一遍にやって、地方分権を進めましょうって話だ。
つまり、国の財政は赤字なんだから、地方は地方でやってよ、 ということである。
だったら地方交付税を半分にするってのは 全然ありえん話ではないだろう。 ただし、それぞれの地方自治体で税金を上げられたら、 国民にとっては全く意味がない。 人員削減・業務効率化で対処してこそ意味がある。
しかしだ。
公共事業費・地方交付税交付金… こうした己の身を削るコストダウン策の議論よりも 何故か活発になってしまうのが、徴収アップの話。
つまり増税。
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先日、政府税制調査会が公表した「個人所得課税に関する論点整理」で、 給与所得控除や扶養控除、配偶者控除の縮小・廃止が盛り込まれて、 「サラリーマン増税」と政府は大批判を浴びている。
また、自民党の国交部会は首相の「骨太の方針」に対して、 『今後、これ以上の公共事業費の削減はしない』という 文言を入れろなどと要求していく方針らしい。
己の利権は守りたい、それよりサラリーマンから奪いたい、
そのように、はっきりと彼らは云っている。
日本で一番ダメな会社のくせして、何を甘ったるい寝言を云ってるんだ!
このご時世に民間の企業は皆、固定費を削り業務効率化し、 身を削って業を保とうと必死に努力しているのに、 政も官もお前等は何なんだ?
え? 前より身を削って努力してます? だから増税?
でも赤字なんでしょ? もっとやってよ。
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あと、忘れちゃ行けないのが我々がやること。
増税だ!生活圧迫だ!と云う前に、 贅沢な生活習慣を見直すべきでしょう。 贅沢な価値観を改めるべきでしょう。
不必要に高いものを買わなければ、不必要に物価も上がらない。 ブランドに必要以上に浪費するな!学歴に無駄なカネを払うな! 毎日高価なグルメ食でないといけないのか? 一体どれくらい服やら化粧品やら買えば気が済むんだ? 一体どれくらいクラブに風俗に投資すれば気が済むんだ?
個性や主義主張がないから、 物質やブランドにカネを払って自己主張しようとする。
収入が少なくなったにもかかわらず、 価値観や生活レベルは改められない。
年に82兆円稼いで、 18兆円返済しながら、34兆円を借金している。
月に28万円稼いで、 10万円ローン返済しながら、20万円借金している。
この政府の「家計簿」は、すべての日本人に当てはまる カネ遣いの価値観をそのまま表していると、 思いませんか?
050706 taichi
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