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- 2005年03月21日(月) ∨前の日記--∧次の日記
- 「竹島の日」に韓国逆ギレ「対馬の日」

3月16日、島根県議会で「竹島の日」制定条例案が可決された。

これに対抗、というか抗議の意味だと思うが、
韓国の慶尚南道、馬山市議会は18日、長崎県対馬を取り上げ、
6月19日を「対馬の日」と定める条例案を可決。

1419年6月19日に、朝鮮軍が馬山浦を出発して対馬に遠征。
対馬島を征伐し、慶尚道に隷属させたことにちなんだらしい。

馬山市議会は「対馬島は対馬島征伐以後、慶尚道に隷属し確かに
韓国領土となった。対馬島隷属以後この地を日本に引き渡した
事実がない以上、歴史的にも国際法上も韓国領土である対馬島の
故土回復運動に出ることは、至極当然な我々の権利である」

とコメント。(東亜日報より)




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すごい。

行政の公式見解で、こういう屁理屈が平気で飛び出だしてくるのが、
韓国らしい。おそろしい。またそれくらいキレているということだが。


ともあれ、島根県の「竹島の日」制定は、
ある意味島根県の思惑通りに韓国をキレさせて、
日本政府を慌てさせている。




以下、韓国のキレっぷり。

●ソウル市議がカッターナイフ
=「竹島の日」条例案に反対−島根県議会前で

(時事通信) (16日11時2分)
●【竹島の日条例案可決】韓国・慶尚北道、島根県と断交宣言
(中央日報) (17日17時56分)
●竹島条例「第2の侵略」 盧政権が対日路線転換
(共同通信) (17日22時53分)
●全身に火を付け抗議 ソウルの日本大使館前
(共同通信) (18日16時52分)
●冬ソナ舞台が交流延期…姉妹都市・防府と
(読売新聞) (20日0時2分)

etc.etc...

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さて、「日韓友情の年」に、
最悪の展開を見せているこの「竹島問題」、
どうしたらいいのでしょうか?










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1.
そもそも、本当にどっちの領土?




それはとにかく、下記のホームページを読んでください。
日本が主張するべき歴史的事実の全てが完璧に載っています。

田中邦貴氏の「竹島問題」ホームページ


以下、田中氏のHP資料を参考にしています。

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(1)竹島をめぐる変遷

1656年、江戸幕府による松島(現・竹島)への渡航許可
1905年、松島を正式に竹島と命名し、島根県告示により竹島の編入が決定。
1946年、終戦後、GHQ覚書にて、竹島を日本の行政権・漁業権から外す
1951年、サンフランシスコ講和条約に調印(韓国領土に竹島は含まれず)
1952年、韓国・李承晩大統領、竹島の海洋主権宣言(「李承晩ライン」)
1952年、日本、上記への抗議。
1954年、日本、韓国に国際司法裁判所への付託提案。→これを韓国が拒否。

以降、韓国が沿岸警備隊の配属、灯台、無線電信所設置など実力行使による
不法占拠を続けており、これに日本が抗議を続けている。
=============================

=============================
(2)ポイントは?


●江戸時代の資料の不確かさ
(双方の解釈にズレ)

●韓国には、竹島の正確な地図は無かった
(←実効支配論に疑問)

●1905年、竹島編入決定について、歴史的背景による両国の解釈の温度差。

●GHQが竹島を日本の行政・漁業権から外した事
(←コレさえ無ければ…)

●上記覚書を根拠に、当時の韓国・李承晩大統領が、竹島の主権を宣言。


→ここから問題が始まる。

→GHQの覚書は、行政権・漁業権についてだけの「暫定措置」であり、
 最終決定ではない。その旨の但書も付記されている。
(竹島・北方四島同様に外されていた小笠原と沖縄は返還済)
=============================



どちらの固有の領土かは、慎重な意見交換と議論がなされるべき。
それぐらいややこしい。
上記の「竹島問題」というHPを見れば、どう考えても
日本領土だという気がするが、確固たるものではなく、解釈によっては
韓国側にツケ入る隙を与えるところもあり、綱渡りな主張である事も確か。

しかし大切なのは、こういう実証的な理論に基づいた解決を探ること。
このような意見交換の場を両国はしっかりと持つべき。
そこで、日本は正々堂々と竹島の主権を主張してほしい。







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2.
日本の弱腰の理由。




日本政府にとっては今、北朝鮮問題と日韓の団結が
何よりも優先事項なのであろう。

しかし、
今回の島根県の決定は、長年の政府対応に対する不満が
頂点に達した結果である。
「竹島の日」制定は「韓国に対して」の抗議以上に、
「弱腰政府外交に対して」の抗議であろう。

竹島は2つの岩からなる人の住めない島である。
同じ領土問題でも、政府はこのちっぽけな島より、
北方四島を重視してきた。

しかし、古くからこの島の海域での漁業で生計を立ててきた
島根の人達にとっては、ちっぽけな問題では無かったのだ。
だが、政府は竹島問題については「日本の領土だ」と主張を
するのみで、実効的な活動は県の標識を島に立てたことだけ。
またそれ以上に、私も含め日本国民があまりに無関心であった。

このような土壌に起因する問題も含めて、
何故に日本はこれほどまでに弱腰外交なのか?




=============================
(1)
侵略されたことのない日本人は
領土問題意識が希薄。



実はハラも、今回の事件があるまで、竹島については、
ニュースのヘッドラインを覚えているぐらいの知識しか無かった。
対して韓国人は、知らない人の方が少ないという。
日本の抗議を浴びながら韓国で発行された
「独島(=日本名・竹島)切手」はソッコー売り切れたという。
日本で同様の切手が販売されたら、果たして売れるだろうか?
こういう土壌に、日本政府の弱腰の一因もある。
=============================



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(2)
日本は「経済問題」、韓国は「政治問題」



1954年から存在する竹島問題が、今これほど注目されているのは、
1996年2月に政府が「EEZ=200カイリの排他的経済水域」
の設定方針を閣議決定したことに遡る。
1905年竹島併合100周年というのもそうだ。

その方針の中で、日本の200カイリラインはちょうど
韓国・鬱稜島と、竹島の中間に引かれたのだ。これに韓国が反発。
「竹島は韓国領土だ!おかしい!」と。

日本にとってここ十数年の「竹島問題」とは、
EEZ(200カイリの排他的経済水域)と絡んだ「経済問題」として
捉えられる事が多かった。
しかし、韓国にとって「独島(=竹島)問題」とは領土の懸案であり、
完全に「政治的な問題」として国家をあげて取り組まれている。

おそらくこれで日本政府も国民も、政治的問題として
認知するでしょうが(私もそうでしたが)、
こうした両国の温度差の違いは、前述の侵略されたことのある国と
そうでない国の違いとして明確に現れている気がするのだ。
=============================



=============================
(3)日本の永遠なる「負い目」意識と
 秘かな「愛国心」。



日本は過去、侵略戦争を起こし、中国・韓国を始め、
東南アジアの多くの諸国に多大なる被害と精神的苦痛を強いた。
…と、ハラは中学の歴史と高校の歴史で、そのように学んた。
中学の社会の先生は、私たちに教科書には無い写真を見せて、
「日本はこのような過ちを犯していたんだ」と教えてくれた。

「竹島問題」は、韓国にとって、日本の歴史教科書問題や
謝罪問題、首相の靖国参拝問題と切っても切り離せない。
戦争を知らない世代の日本人で、謝罪要求を繰り返す各国に対し、
「どれだけ、いつまで謝罪すりゃいいんだ!」
と感じている人もきっといるだろう。
しかし、幾ら外交で謝罪のコトバを並べたところで、
歴史教科書で「植民地政策が朝鮮の近代化に寄与した」
とか云ってては、コトバだけの謝罪に過ぎないのだ。

「竹島の日」は「第2の侵略」だ、と韓国政府は云っている。
しかし、実証的考察に基づく固有領土権の真相究明と、
過去の謝罪や損害賠償問題とは本来別の問題であるはずだ。
しかし、その問題に対して韓国とは、上記のような正論をもって
話し合えるレベルには無い。根強い感情があるのだ。

「竹島問題」を解決するには、一方で戦争責任を認めること。
表面だけのコトバ遊びではなく、教科書にしっかり記述する事。
これまでの「原爆の被害国」というアピール以上に、
この事を諸外国へしっかりと表明する事。
そして、しっかりと謝罪をした上で、
はっきりと別の問題として竹島問題に取り組み、
韓国に日本の主張を堂々とするべきである。

このことなしでは、絶対に前へは進まない。でなければ、
すべての外交事項が戦後の謝罪&賠償問題と絡んで扱われる。
永遠に「負い目」意識の中途半端な外交政策しか出来ない。


「竹島」を「歴史」と切り離すこと。

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3.
それにしても韓国は
感情に溺れ過ぎ。






これまでを踏まえた上で韓国である。

「竹島問題」については、日本は少なくとも
根拠の無い事を主張をしているわけではない。
歴史資料に基づき実証的に固有領土の理由を説明している。
議論とするべきは、歴史資料の解釈の違いについてだ。

しかし韓国は、その議論を放棄して、何から何まで、どこまでも
日本の過去の侵略にこじつけて理論を展開している。




===============================
(1)
韓国は、「日本の韓国侵略は、
1910年の韓国併合ではなく、
05年の竹島編入からである」
としている。




1905年2月22日の島根県公示による竹島併合は、
当時、外交権が無いに等しい大韓帝国から日本が
「強奪」「侵略」したものだ、という見解を韓国は示しており、
このように韓国の教科書にも書かれている。

1900年から10年までの歴史解釈は難しい。
日露戦争が開戦して、1910年の韓国併合まで、
日本がどのように朝鮮に実際的な影響力を及ぼしていったかは、
単に日韓協約制定の流れを見ただけでは分からないが、
日時だけ追えば竹島編入時点では、まだ韓国に外交権はあった。

権利があったのに、韓国が主張しなかっただけとする日本と、
すでに日本の影響下にあり、逆らえなかったとする韓国。
これだけなら、韓国の主張の方が分があるかもしれない。

しかしそうなると問題は、そもそも、
その時点で韓国が竹島を実効支配していたのかどうかだ。
こうして歴史解釈の問題へと戻っていく。



その点については前述の通り、韓国の竹島実効支配については
かなり怪しい感じである。詳細な地図も存在しない。

そもそも固有領土でないなら、日本の竹島編入は侵略でも何でもなく、
歴史の流れに基づいて明治政府が決定しただけのこととなる。

つまりは、「今の韓国が日本の侵略の歴史にかこつけて『竹島も侵略だ!』
と論じているだけにすぎない・・・」と、このような主張も可能だ。



いずれも微妙であり、根拠に基づいた主張である。
それゆえ議論が必要で、保留事項であるにもかかわらず、
「強奪」「侵略」という言葉を殊更に用いて表現しているのは、
韓国側の感情に任せたコトバの暴力である。


過去の日本への感情は分かるものの、
竹島について、それとひと括りに決め付けたような
云い方をされては、議論が出来ない。


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===============================
(2)
韓国は、1954年に日本が
国際司法裁判所への付託を提案した
にもかかわらず、これを拒否して、
実力行使による不法占拠をしている。




韓国に最も云いたいのがコレ。



1952年のGHQによる覚書での竹島行政権・漁業権放棄を、
韓国は「日本の竹島への主権放棄」と捉えているが、これも解釈が異なる。

前述した通り、GHQ覚書には付記事項があり、
あくまで、暫定的措置で最終決定ではないというものである。
それ故、竹島や北方4島と同様に外されていた
小笠原諸島と沖縄は、日本固有領土として返還された。
竹島も同様に返還されるべき固有領土だというのが日本の主張だ。

韓国は1952年のGHQ覚書にて竹島が外されたことにより、
1954年の李承晩ライン制定で、韓国固有の独島(=竹島)が
戻ってきたのだ、という主張である。

いずれにしても、双方ともども根拠があって領有権を主張している。
とりわけ日本は「負い目」があり、戦争に負けたにもかかわらず、
闇雲に領土主張をしているわけではないのだ。固有の領土を返す
という約束に基づいて、固有であった領土を述べている。

この主張を「侵略」だと云われるのは、今の日本人にとっては
甚だつらいところである。
「侵略」とは切り分けて欲しい。

だからこそ、1954年に日本は国際司法裁判所への提訴を
提案した。当事者同士では冷静な議論が出来ないとの判断だ。
これは正解だと思う。結果がどう出ても従わねばなるまい。
しかしこれを韓国は拒否したのだ。

それ以降、警備隊配備や各種施設を設けるなどの実力行使をしている。
そして韓国政府・海洋水産部では、この実力行使を以って、
『領有権は歴史的な事実と国際法上の領土主権確立の核心要件である
「実効的支配」によって確固不動です』
とコメントしている。

⇒「独島に対した韓国政府の基本立場」(韓国・海洋水産部)






司法の下にさられるのを拒否して、
実力行使で竹島の領有権を主張する韓国。

「第2の侵略」と日本に云う以前に、
よっぽど韓国の方が「侵略」しているような気がするのだが。


感情に任されては、議論が出来ない。
そもそも「議論にすることでは無い」とする姿勢はおかしい。
日本は竹島領有権について根拠ある主張を持っている。
韓国も確固たる実証的な主張があるのなら、
少なくとも国際司法の場に出てきてほしい。


===============================






****************************




4.最後に。





ここ数日のヨン様は、ある意味かわいそうであった。
韓国マスコミに竹島問題を問いただされ、
やんわりとかわそうものなら、ネット上で批判された。

それを受けて21日に、自身のホームページ上で重い口を開いた。
「独島(=竹島)は韓国領土」と答え、その上で、
「だれの領土かという一言で実際に変わることは何か、
真の解決のためにどんな役に立つのか、冷静に考える必要がある」

と述べ、踏み絵を強要し、感情対立をエスカレートさせる現状に
懸念を示した。
⇒<ペ・ヨンジュンさん>領土の線引くより、心の線つなげたい(毎日新聞 3/21より要約)



この記事を読んだ時、
「ぺ!やるじゃねーか?!」
と思った。
こういうコメントを日本のタレントで出きる奴がいるだろうか?



「竹島は韓国領土」という主張は、韓国人だから本心だろう。
しかし、あえて云いたくなかったはずだ。それが上記のコメント。
そもそも「日本領土」と云うわけがないのは、分かりきっている。
それにもかかわらず、韓国マスコミもネット上の韓国国民も、
ぺ・ヨンジュンの口から言わせようと、ある意味脅迫したに近い。


少し気の毒ではあった。






また、韓国の盧武鉉大統領が、
20日にライス米国務長官と会談した際に、
竹島や日本の歴史教科書をめぐる問題について詳しく説明して、
暗にアメリカの同意を取り付けようと試みたものの、
ライス長官はノーコメントで、完全にスルーされたらしい。


あたりまえだ。





ぺにしてもライス長官にしても、
中立的立場の人が語る「独島(=竹島)は韓国領土」
というコトバを集めたい韓国マスコミの報道の現われ。
そのコトバを集めて日本にぶつけたい一心なのだ。

つまり、
それぐらいキレていて、それぐらい感情的になっている。
これで日本が逆ギレしたら、韓国人は目が覚めて
冷静になってくれるのだろうか?

それともやはり?・・・・。








『日韓友情の年』


日本は過去の謝罪・賠償問題を解決させ、
韓国には国際司法の場に出てくること。
お互いに腹を割って話し合い、云い合い、
今現在の感情的で危険な事態を乗り越えて、
万が一に、これらの問題が解決に向かったとしたら、
これ以上ない、本当の『友情の年』となるのだろうけど・・・。




050321
taichi


...
    

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