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- 2005年01月04日(火)
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- 祝!駒沢4連覇!(&年賀状イラスト作成3日目)
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昨日、第81回箱根駅伝が終わり、母校の駒沢大学が4連覇を果たした。 高校野球でもそうだが、母校が勝つと嬉しいと感じるからには、 現役時代には無かった愛校心が、多少なりともあったということだろうか。 とにかくここ数年の箱根駅伝は、正月の愉しみのひとつになった。
駒沢の4連覇は、なんといっても大八木監督の功績だろう。 生徒が進級して卒業して、戦力が入れ替わっていく学生スポーツにおいて、 数年にわたり黄金時代を築けるのは、監督の力といっていい。
ここ数年の駒沢には、高校時代活躍したスーパールーキーといえる1年生は入ってこない。 強いてあげるならば6年前ぐらいであろうか、あのマラソン日本記録保持者の藤田敦史ぐらいだ。 中の上ぐらいの原石が、大八木監督の指導のもと磨かれていくのだ。 どういう指導の賜物かは聞いてみないと分からないが、駒大の選手は大崩れしない。 4連覇中、期待に反してブレーキとなった区間をあまり見ていない。今年で云えば8区の一年生だが、 これは予想した範囲の結果であったわけで、予期せぬ大崩れがない。精神的な強さと走りの安定感がある。
他の学校が箱根を目標とするのに対して、大八木監督はそれ以降を見据えて選手に指導する。 だから、5千や1万メートルよりもハーフマラソンを多く走らせる。 20キロ以上を、自分のペースで確実に走り切れるスタミナをつける事を重視している。
大会前、1万メートルのタイムが各校戦力比較でよく使われるが、 それで比較すると、駒沢は特に他の大学より飛び抜けているようには見えない。 しかし、肝はハーフマラソン(21.0975キロ)のタイム比較だ。俺は大会前、その各校比較表を見た。 駒沢は1時間2分台3分台の選手が多かった。ベストタイム比較だけだと中にはフロックタイムもあって 単純に比較できないが、駒沢の各選手はベスト以外のタイムを見ても安定感があった。
対して他校はというと、タイムもさることながら、ハーフの公認タイムそのものが無い選手が多い。 それだけ、あまり走っていないし、重視していないのであろう。 これは何を意味するかというと、他の大学は、箱根の一区間約20キロを頂点として、 あくまで駅伝一区間(5キロ〜10キロ)を走るための、スピード重視型の練習をしていると思われる。 近年、世界的にスピード重視傾向となっているが、箱根に関しては眉唾ものだと俺は思う。
スピードで乗り切ろうとすると、ハマる時と崩れる時の落差が激しく、だから安定感がない。 予想以上の驚異的なタイムで走る事もあれば、期待を裏切る大ブレーキとなる場合もある。 駒大のレースには面白みが無いと云われるが、裏返せば、それは「スタミナに裏付けされた安定感」と云える。
このあたりが駒沢と他校の違いではなかろうか。
来年は、今年走った3年生の2区佐藤、3区井手、5区村上、6区藤山、7区糟谷に加え、 今年は不調でメンバーから外れたエースの斉藤と昨年走った本宮ら3年生が中心となるだろう。 来年も見るところ盤石な感じで、5連覇も固いのではないか。 いつになく1年生、2年生がいないが、大八木監督が必ず育ててくるに違いない。
他校では、中央が怖い。今年は3位に入ったが、1区のスーパールーキー上野が期待通りに 走っていたらどうなっていたか分からない。 後は往路優勝の東海大。1区区間賞の丸山、2区を快走したハーフJr記録保持者のルーキー伊達、 さらに3区、4区とも安定していた。これに加えて今年怪我で外れた3年生のエース中井翔太がいる。 今年の総合は6位に終わったが、往路に配した有力選手をバランスよく配置すればかなり怖い。
さて、駒大は何連覇するだろうか?
【年賀状イラスト作成工程公開・3日目】
とりあえず、ひと通り着彩を終えたところ。 この後、フォトショの画像処理で色調節をする予定。
05 01 04 t a i c h i
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